6月1日
 「知恵の書」上巻が去年の3月に発売されてから現在までの販売数は約800冊。
発売当初は出足が良かったが、その後停滞気味になっている。
今頃のOshoの知名度、というか、本を買いたい人はこれくらいなのかも・・・
まだまだマイナーというか、なかなか日本人にはOshoは馴染みにくい存在なのかもしれない〜
翻訳する人もほとんどいないみたいだし・・・ いつのまにか、出版社からも頼られるようになってしまったし・・・
孤立奮闘の感だな〜
ちなみに「知恵の書」下巻の発売は、予定が大幅に遅れて、ようやく6月上旬には出るそうな・・





 6月7日 
 おもしろいサイトを見つけた。
Oshoの「知恵の書」(上)を読んだ人が、その本の中で気になる言葉をメモして取上げている。
http://yomuxmemo.com/note/23121

とてもわかりやすい。一人の人がまとめたもので、その言葉を引用したページ数が示されている。去年の10月から今年の4月まで、実にマメである。それだけ、この人のこの本への思い入れが感じられて、翻訳した者としても嬉しい。自分で訳しておきながら、改めて教えられたりする。
そして、これらのメモを読んでみて、改めて、この「知恵の書」にはOshoの教えの本質が詰まっている事、まさに中核的な本であることが認識できる。

他にこんな感想文のブログもある。
http://kanazawa.areablog.jp/blog/1000033867/p10821..





 6月8日
 「知恵の書下巻が予定より遅れながら、ようやく発売されるようになった。全国の書店には来週末頃に配布されるようだ。
上巻に比べて100ページほど少ないので〜それでも約500ページだが〜値段も少し安い。表紙のデザインがなかなかいい^^
下巻の翻訳で苦労したのは、英語でないと意味がわからないジョークが多かったこと。





 6月12日
 翻訳を始めて、2年半・・・ まだ、始まったばかりだ。
自分の人生のいろんな状況が、そのように準備してくれた、という感じもするが〜 ようやくこれから・・・という感じがする。
 2年半で、二つの講話を翻訳した。一つの講話が、約500ページくらいの本で二冊分になる。だから、4冊分の本を終えた。その内の二冊は出版された。かなりハイペースなのかもしれない。一日中やっているからな・・・・ 一日で、だいたいワードで3ページは出来る。
翻訳しながら、その本の内容から、自分の心を内省していくことになるので、けっこう辛い。特に、今訳しているのは、仏陀の経典についての講話だから、よけいだ〜心の問題についての深い話が繰り広げられている・・・

 訳したいOshoの本は数多くある。この仏教の話の翻訳が終われば、初期のヒンドゥー語から英語に訳された講話〜 エソテリック〜秘教〜な内容のものに進みたい。それから、後期のミステリー・スクール〜 現代的な問題に関する講話にも・・・ それについで、神智学関連の本も・・・
先は長い〜
たぶん、死ぬまで続けるだろうな・・・ それ以外のことは、もう興味がなくなってきたし〜





 6月21日
翻訳したOshoの「知恵の書」は、アティーシャの経文を題材に語られたものたが、このアティーシャという人は、日本ではほとんど知られていない。チベット仏教関係の本の中で、ほんの数行だけその名前が取上げられるくらい・・・・
 そもそもチベット仏教は、このアティーシャから始まった、と言ってもいいくらいの凄い仏教導師なのだが〜 もちろんアティーシャ以前にも、チベットに仏教は伝わっていて、サンスクリット語から翻訳された経典は豊富に残されていたが、それを講じて指導できる優れた仏僧がいなくて、チベット仏教はだんだんと退廃しつつあったため、その時のチベットの王がインドから高僧を呼ぶことにした。そこで招かれたのがアティーシャだった、というわけで〜

 時は11世紀、アティーシャはインドの王族に生まれた王子。伝説では、すでに生後18ヶ月で、自分の人生を仏教の修行に捧げると宣言している。後にも、彼の夢の中にターラ菩薩が現われて、彼の500もの過去生も出家僧であったこと、今生ではいつ出家するのか、とさかんに促す。
 22歳までに、ナーランダ仏教大学で全ての教科を学び終える。その後もアティーシャは多くの師から教えを受けていて、その師の数は150人と言われている。
 Oshoの「知恵の書」の中では、特に3人の師を取上げていて、その名は、ダルマキルティ、ダルマラクシタ、ヨーギンマイトレーヤー〜 つまりアティーシャは、仏教の全ての教えを習得した、と言われている。

 チベット仏教史上で最も偉大な僧は14世紀のツォンカパと言われていて、それはツォンカパがチベット仏教を体系化したからだが、そのツォンカパが最大の師と仰ぐのがアティーシャである。ツォンカパからゲルク派が生まれ、そこからダライ・ラマ制度が始まる。ただ、ツォンカパの伝記やその教えについての邦訳本は数冊ほど出ているが、アティーシャについて書かれた日本語の本はまったく出ていない。

 私は洋書で「Atisha's Lamp for The Path to Enlightenment」というアティーシャの本を持っているが、誰かこの本を訳してくれないか・・・ それとも自分で訳するしかないか・・・

 おもしろいのは、アティーシャが生まれたほぼ同時期にティロパも生まれている。ティロパは、Oshoの最初の邦訳本「存在の詩」で取上げられた聖者。ティロパもインド人だが、チベット仏教カーギュ派の祖であり、その弟子ナロパからマルパ、ミラレパへと受け継がれて行く。ミラレパについては、おおえまさのりの訳で昔、本が出ていたが、ティロパについてもまったく日本語の本はない。

 日本に知られていない聖者は多い。そういう人物を、Oshoの本から知ることができる。アティーシャも、ティロパも、Oshoの本を読んで初めて知ったのだ。ともあれ、アティーシャの生きた11世紀の後、12世紀にはイスラム教徒がインドに侵入して寺院を破壊し、13世紀にはインドから仏教は消える。アティーシャは、インドに咲いた最後の仏教の花と言えるだろう。ちなみに日本では、9世紀に最澄・空海が活躍していたが、11世紀は末法思想が流行り、12世紀頃から禅宗、浄土宗など、各宗派が生まれ始めている。





 6月27日
 ヴィパッサナ瞑想を始めて四ヶ月が過ぎた。
初めの頃は、20分くらいでもきつかったが、この頃は楽に50分くらい続けられる。だいたい、本当の瞑想状態になれるには、最低40分は必要とされている。瞑想中は、肉体感覚はほとんど消える。
しばらくは、口呼吸に変えていた。その理由は・・・ 脳のバランスを取るためで、鼻呼吸だと、無意識に、自動的に片方の鼻穴で呼吸しているから〜 右の鼻穴は左脳に、左の鼻穴は右脳に通じている。口呼吸によって、両方の脳に同じエネルギーが行くようになる。

 時たま、第三の眼あたりにエネルギーが集中しているのを感じることがある。
眼は閉じている。坐禅では、半眼に開くらしいが、私は閉じている。瞑想は、集中でもなく、自己統制でもないから、半眼に開く必要はない。
特に、第三の眼を開けようと思っているつもりはない。開けるためのテクニックはあるが、無理に開ける気もない。
自分に準備ができていれば、その期が熟すれば、自然と開くだろう。ポイントは「気づき」

 自分の苦しみの原因が、一つずつ明るみになっていく。玉葱の皮を剥くように・・・ 少しずつ、ゆっくりと、起こってゆく〜 気づきによって、明るみになることで、それから解放され、楽になっていく〜
瞑想は、地道な作業・・・
何かが、本当に変わり出すには、一年以上は続けなければならない。
それでも、四ヶ月も過ぎれば、約一時間の瞑想以外の時でも、その状態は残る。意識的な状態、落ち着いた状態が・・・・

Oshoは言う。ヴィパッサナが瞑想の王道だ、と。ヴィパッサナを通して、多くの人たちが悟りを得てきた。
時間はかかるが、確実な道。

重要なのは、何もしないで、静かにいること。それが、自然と無理なく出来るようにしなければならない。
決して無理強いしてはいけない。何もしないことができないのなら、何か活動的なことをするほうがいい。自分のエネルギーの質、傾向に正直であることが大切だ。

今の自分にとって、ようやくヴイパッサナが合うようになってきた、という感じがする。これも歳のせいだろうな・・・





 6月29日 
 アマゾンで取り扱っている「知恵の書」下巻がおかしなことになっている。発売されてまだ半月しか経たないのに、もう入荷できない、品切れ扱いで、定価の二倍から二万円近い高値で販売されている。品薄の貴重本と見られているようだが、他のネット、楽天などでは、普通に定価で出ている。
 出版社に問い合わせても、アマゾンのこの状況は知らなかったとのこと。そもそも、そんなに売れる本ではないのだし〜 現実的に、十分在庫はある。

で、アマゾンにメールで問い合わせたら、「入荷出来ない商品は、高値がつくものだ」という型通りの返答。ようするに、このおかしな状況を理解していない。アマゾンが出版社から在庫を取り寄せていないだけの話なのだ。何らかの事故か、アマゾンの単なるミスなのだろうが・・・アマゾンは、以前にもミスがあった。

「知恵の書」上巻の販売の時、正式名は「アティーシャの知恵の書」なのだが、その表記を「ティーシャの〜」となっていた。「ア」が抜けていた。
これも私からの指摘で修正したが・・・
とりあえず、再度メールで問い合わせ中・・・







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