3月5日
翻訳「知恵の書」の入稿を前にして、いろいろとトラブルが起こった。
2月の末に、原稿の訂正箇所をメールで出版社に送信したが、4日後になって先方に届いていないことが判明。
システム・トラブルなのか、とにかく再度送信して、これは無事届く。
序文の訂正原稿をメール便で発送したが、先方が紛失した様子。

ちょっと大丈夫かいな!という思い・・・ ま、人間のやることだから、ミスはあるものだけれど、2ページほどの短文なので、現在、再度訂正中〜〜〜
入稿してからも、訂正は可能らしく、出版予定に影響はないらしくて、一応、出版予定日は、3月23日らしい。
価格を聞かなかったけれど、ページ数が多いので、いままでの和尚の本を基準に見て、だいたい3,000円くらいするかも・・・

ブックフェアの予定は決まっているらしい。
東京・神田・神保町の書泉グランデの4F 精神世界コーナーで、3月25日から5月5日まで開催されるらしい。ずいぶん長い期間だな〜〜〜 





 3月12日
以前、ある人と「無」について話たとき、私の「無」についての認識は、禅から見たら全く「無」をわかっていない、とその人は言った。おかしな話だ。
禅の言う「無」は、もっと深い意味がある、と言いたいようだ。「無」に意味がある?意味がある時点で、「無」でなくなっている。
問題は、〜真理は簡単には理解できないものだ。〜真理は、深い意味がある。という思い込みがあることだ。
これは、何もこの人だけの問題ではない。宗教を語る人の、ほとんどが同じである。

ようするに、物事は難しければ難しいほど、価値がある、というヘンな観念を持っているのだ。簡単なもの、解りやすいものは、彼らはバカにする。
だから、いかに難しく語るか、いかに意味深く語るかが、重要なことになっている。簡単に理解できるものは、価値がない、というわけだ。
だから、「無」や「空」に、深い意味づけを加えていく。それは、ただ、その人がそうしたい、そう思いたい、ということにすぎない。
ようするに、難しい話が好きなのである。それが哲学の世界でもある。それは単なる、知的な遊びにすぎない。
そういうことをすることが、真理や本質から離れてしまう。真理は、すごく単純なものである。






 3月22日
和尚の翻訳「知恵の書」の体裁、発売案内が市民出版社のHPに出た。
といっても、発売予定は4月上旬。印刷所から出版社への納品が、明日の23日らしいから、それから全国の書店へ配布すると、一般の発売は4月に持ち越す、ということなのだろう。
正式なタイトルは
アティーシャの知恵の書」 608ページで2,604円。まあ意外と安く収まったような〜〜
ページ数から見て、3,000円はするかも・・・と予想していたから〜〜
表紙はなかなか気に入った^^

左隅に少しはみ出したオレンジ色の袈裟の人物画がアティーシャ。一般的にはほとんど無名の仏教僧だか、知れば本当に凄い人物。
でも、そんな賢者を語っているのは、和尚くらいのもの。
人類の歴史で、多くの賢者たちが現れてきたが、ほとんど一般には知られていない。彼らを評価し、語れる人がいないからだ。
和尚を通して、いろんな過去の賢者たちを知ることができる。それから見ると、一般的な宗教史は、いかに表面的で、中身が薄いことがわかる。





 3月26日
例えば・・・ 山に登るとき、その喜びは頂上を目指す、その期待感にある。頂上にたどり着いたら、その喜びは最大になる。
でも、その後は下山しなければならない。
その時はまだ、頂上で感じた喜びの余韻はあるだろうが、下山そのものに喜びを感じられるか・・・?
旅も同じ
準備をしている時、目的地に向かっている時の期待感、それが楽しい。 でも、帰り道は・・・?下山と同じ〜〜〜
ただ、自分の最近の心境は・・・帰り道が楽しくなって来ている。 自分の家に帰ることが、喜びになっている。
これは、自分の旅は終わった、ということなのだろうか・・・ 旅をしようとする時の、ワクワク感が無くなってきている。
自分の家の中にいる時が、一番の幸福を感じている。
やっぱり、何か変化してきているのかもしれない。変化している最中というのは、それが何なのか、よくわからないけど、
やっぱり、その心境の流れに従ったほうがいいのかもな〜〜〜  というか、従うしか、しようがないけど・・・






 3月28日
和尚の1970年代の講話の洋書・・・この頃はラジニーシという名だったが・・・で「The Mystic Experience」という本。
日本語にすれば、ズバリ「神秘体験」 内容も神秘的、霊的なことについて語られたものらしくて、すごく興味があるものだが、
絶版状態で、もちろん日本語の訳本はなく、amazon USA で見つけたが、175ドル!・・・約15,000円!!
欲しいけど、高い・・・
それを、試しにネット上で他に探してみたら、なんと大阪の古書店にあった〜〜〜^^ 値段は4,000円!即、購入!!
こんな貴重な本が、日本の古書店に眠っていたとは・・・!これもいずれ絶対翻訳したい。

もうひとつ・・・
ブラヴァッツキーの「The Secret Doctrine」Vol.1&2 
Vol.1は日本語訳で出ていて、これは読んだけど、これは宇宙発生について書かれたもので、よくわからなかった・・・
そもそも、非常に難解な本で、何回読んだらわかるのか〜〜〜?ただVol.2は人類発生についてらしくて、これは訳本はまだないが、こっちのほうが興味がある。
2冊セットで、ヤフオクでは9,000円で出ていたが、amazonUSAでは10ドル・・・・ 800円ちょい〜 なんでこんなに安いのか〜〜〜
で、これも即購入!
これも翻訳したいけど、これはムチャクチャ苦労するだろうな・・・・





 3月28日
「アティーシャの知恵の書」が、東京・神田での和尚ブックフェアで先行発売されている。その写真が市民出版社のHPに出ていた。
その写真で初めて発売された「知恵の書」の本を見た。 ああ、現実に本になったのだ〜〜〜  〜〜というヘンな実感〜〜

ブックフェアは・・・
3月25日〜5月6日 東京神田・神保町・書泉グランデ 4F フェア特設棚




               





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