12月 9日

 自分の書いた日記に助けられている。自己確認。自分を知るために、過去の日記を読み返すことは大いに役に立つ。






  12月13日

 クィーンの思い出
〜 ちょうど今、テレビでクィーンの特集番組をやっていた。
 ゴールデンでクィーンについて放送するというのもすごいけれど、今、クィーンを描いた映画「ボヘミアン・ラプソディ」が大ヒットしているらしい。
 個人的に、役者がクィーンのメンバーを演じているのには興味がないが、そのテレビで、クィーンが人気になったのは世界で日本が最初だと言っていたのが興味深かった。

 私がクィーンを知ったのは1974年頃、「キープ・ユアセルフ・アライブ」の冒頭のブライアン・メイのギターにぞくぞくして夢中になった。
https://www.youtube.com/watch?v=JofwEB9g1zg

 確かに、デビュー当時のクィーンはロック評論家の評価は低かった。メチャテクのガキバンドとか、レッド・ツェッペリンのコピー・バンドとか言われていて、いわゆるロック通からはバカにされていて、私がクィーンを好きだと言うと友達から笑われた。
 そういう、自分が好きなもので、その当時は周囲には受け入れられなかったものが、今、世界的に評価されている、というのが面白い。

 個人的には、今でも自分にとってクィーンの最高アルバムはファースト・アルバムだと思っている。






  
12月15日

 映画「ボヘミアン・ラプソディ」の大ヒットによって、クィーンは新しい世代にも人気になっているようだが、クィーンがデビューした当時に彼らを批判していた人たちは、今どう感じているのだろう? ようするに、批判していた人たちは固定観念や偏見が強かったということだ。 当時は日本の女性たちだけにすごく人気があったから、いわゆるロックをよく知る男どもは、その現象をバカにして見下していたのだろう。 クィーンは単なるアイドル・グループだ、と・・・

 クィーンの名曲といえば、誰もがボヘミアン・ラプソディを挙げるようだが、その音楽構成やセンスは既にファースト・アルバムから表れている。
 最初の3枚のアルバムは、凄く実験的でチャレンジ的であり、4枚目の「オペラ座の夜」〜ボヘミアン・ラプソディ収録〜で完成形に至ったと思っている。

 個人的に5枚目以降にあまり関心が持てないのは、それ以降、曲作りがコマーシャル化〜商品化されていった感があるからだ。いわゆる大衆に受け入れられやすい音楽に〜 それはそれで悪くないし、名曲も多いし、だから人気を得てきたのだが、初期の重厚なロックの味わいや繊細なロマンチシズム、複雑な凝った曲構成が消えてしまったように感じられる。

 そんな初期のクィーンの名曲から個人的に好きなもの〜

Queen - Great King Rat (Official Lyric Video) https://www.youtube.com/watch?v=VHC85XWII7E

Queen - My Fairy King (Official Lyric Video) https://www.youtube.com/watch?v=VeVjEg4znQk

Queen - Liar (Official Video) https://www.youtube.com/watch?v=oU7rqB9E_0M

Queen - '39 (Official Lyric Video) https://www.youtube.com/watch?v=kE8kGMfXaFU

Queen - Father To Son (Official Lyric Video)
https://www.youtube.com/watch?v=4hytYgRmzTs







  
12月17日

 また深夜番組でクィーンの特集があった。しかし、司会の大泉洋は嫌いだ。番組のテンションを司会者が下げている。なんでこんな無知な素人に進行させるのだ?
https://www.youtube.com/watch?v=cwzzJ2QSgsQ

下のサイトでもみんな同じことを言っている。
https://tr.twipple.jp/y/ef/a4/%E5%A4%A7%E6%B3%89%E6%B4%8Bxsongs.html

この中では、クィーンを最初に日本に紹介した東郷かおる子さんのコメントが一番共感できてよかった。私とまったく同じことを言っていた。
1970年代当時にクィーンを批判していた人たちに対して、「ざまあみろ」という感情は私も同じだ。当時のロック通の男たちは、女子供がただキャーキャー騒いでいるだけのミーハーだ、と見下していた。誰もクィーンの音楽を評価していない。固定観念に固まった頭でっかちの男にはクィーンのよさはわからなかったのだろう。
それが今では、全世界で大絶賛だ。手のひら返しとはこの事。正直、ようやくわかったか、という感じ・・・
https://www.youtube.com/watch?v=evIzu9ZxSAg

ただそれでも、クィーンの音楽についてはまだ語られていない気がする。

私がクィーンを最初に知った頃は、何も情報がなかったので、1st アルバムの裏ジャケットの写真で彼らを想像していた。正直、フレディの姿はやはり独特だった。
  

クィーンの音楽には、当時のロックにありがちだったブルース臭さ(クラプトンやオールマンなど・・)や、暴力性・荒々しさ、カタルシス性(ツェッペリンやディープ・パープル、ストーンズなど・・)がない。逆に、透明感があり、繊細で、特にハイトーンのコーラスが美しく、曲調がドラマチックに展開するという特徴・個性がある。
https://www.youtube.com/watch?v=IHqOVdk3jbI

だからいわゆるロック通からは受け入れられないのだろう。

クィーンの音楽はとにかく美しい。それはもちろんフレディの歌にあるが、それ以上にブライアン・メイのギターにあると思う。150年も保存されていた暖炉用の木からブライアンが自分で作ったギター。その甘いトーンがあり、当時のアルバム解説では、シンセサイザーは使っていない、とわざわざ但し書きがしてある。つまり、そのギターはシンセのような音も出していたのだ。
そういう音楽的解説は、他ではあまりされていない。



 クィーンはロック界では異端児の革命者たちなのだろう。だからデビュー当時は批判され、認められるのに時間がかかるのかもしれない。そしてそれを受け入れられるのは何も先入観のない若い人たちだ。今また、映画「ボヘミアン・ラプソディ」によって10代、20代の若者たちがクィーンを好きになっている。とても喜ばしいことだ。

 そんな意味ではOshoも似ている。生きている間は全世界から非難され、ほんの一部の若者たちだけに支持されたが、現在は世界中から賞賛の声が届いている。
 ただし・・・、日本はどうか知らないが・・・・






  
12月18日

 
やっぱり最初に受けた衝撃が大きかったからだろうが、私のにとってのクィーンは1stから4枚目のアルバムまで。4枚目の「オペラ座の夜」からが一つの分岐点のように思える。それ以降はライブ・バンド的になっていく。ようするに観客と一体化するように、わかりやすい、のりやすい曲調が増えていく。だから人気が出てくるのだろうが。好みの問題だが、私としてはそういうのは音楽的に物足りない。だから、クィーンの変化に私がついていけなかった、ということだろう。実際、3枚目の「シアー・ハート・アタック」のアルバムでも少し戸惑ったくらいだから。

ネット上でクィーンの音楽が好きだという人は、ほとんどが「ボヘミアン・ラプソディ」以降の曲ばかりを取り上げる。そこが、同じクィーン好きといっても、私には共感が持てない。「ライアー」や「グレイト・キング・ラット」がいい、という人をまだ知らない。

音楽的な流れがビートルズと反対に見える。ビートルズは最初、ライブ・バンドとしてスタートし、「ラバー・ソウル」や「サージェント・ペッパーズ〜」あたりから音楽的に凝り出してきて、徐々にステージでの再生が困難な曲作りになっていく。つまり、スタジオ・ミュージシャンになっていき、その最終形態が「アビーロード」として完成する。

クィーンはまさにそれの逆を行っている。私は古いクィーンにこだわっている。






  
12月22日

 
現在23〜24歳のアスリート達に心を魅かれている。
 大谷翔平と羽生結弦はもちろんだが、高木美帆、サッカーの中島翔哉、そしてパルクールの泉ひかりもいる。
 ゆとり世代とも黄金世代とも言われている。私にとってアイドル的存在だ。






  
12月23日


 年金支給最初の年で、だいたい生活の収支が見えた。65歳まで月6万円弱の支給額だが、十分余裕がある。1年で約25万円貯蓄できる。65歳からは支給額は2倍になるので、さらにゆとりが持てる。






  12月30日


 今年を振り返ると、一番の収穫は羽生結弦を知ったこと。もうひとつは、ますます和楽器バンドにのめり込んでいったこと。
 和楽器バンドは毎日必ず聴いている。というか、ほとんどそれしか聴かない。羽生結弦の演技と和楽器バンドの演奏からすごいエネルギーをもらっている。








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