4月17日

 新聞はこれまで取ったことがない。中学の頃に初めてしたアルバイトが新聞配達だったから新聞配達の苦労は知っているが、新聞を取る意味や価値は何だろう?
 特に今では全てネットのYahooニュースで知ることができる。新聞の1ヶ月の購読料も知らない。ケイタイも持っていないし、NHK受信料も払っていない。ネットの接続料だけで十分である。


 マグマグ2ニュースにおもしろいのがあった。「賃貸vs持ち家論争」というもの。http://www.mag2.com/p/news/356782
 さすがに全文には同意できないところもあるが、自分的には今の持ち家が買えてよかったと思っている。54歳で退職して、退職金の1部でローンの残りを完済し、リフォームも全て完了し、今は何も支払うべきローンはない。だから月3万円で暮らせて年金支給時期まで生きられたのだ。
 家を買ったのは41歳で、それまでは2Kの賃貸文化住宅に10年住んでいて、家賃は4万円弱だった。今時ならこの家賃でも住めないだろう。家賃を年間50万円として、今の家を買わずにこの賃貸住宅にずっと住んだとして、30歳から賃貸に住み始めたため、70歳まで生きたとして40年で支払い家賃の総合計は2000万円。持ち家の経費はリフォーム代も含めて1800万円ほど。賃貸なら死ぬまで家賃を払い続けなければならないし、それでも自分のものにはならない。そして家賃の金額は大家の一存で決められる。当然経年で値上げられていくし、それに抵抗はできない。何より、賃貸だと部屋を自分の好きなように改装できない。

 だから絶妙のタイミングで持ち家が買えたことにラッキーだと感じている。賃貸に住んでいたら、54歳のリストラから62歳の年金支給までの間を働かずに暮らすことは不可能だっただろう。そして54歳からの再就職はほとんど不可能だ。

 賃貸において一番の問題点はやはり隣人の騒音である。隣の部屋を仕切る壁は数センチの厚みで、ほぼ音は筒抜け状態だった。平屋だったのだけが幸いで、そうでなければ2階の住人の足音が天井に響く。 一戸建ての持ち家では、建蔽率の面からも隣の家の間に隙間があり、騒音はかなり遮断できている。住み始めの頃はいろいろな騒音に悩まされたが、現在は全く静かだ。 そういう意味では恵まれている。
 一人で生きられるし、他人からバッシングされることもなく、家が災害で潰されることもない。若い頃さんざん詐欺に騙されてきたから、それらに対しては免疫がある。
 マイペースで無理にがんばらず、他人を気にせず、SNSのたぐいは一切せず、地味にコツコツと自分の好きなことだけをして生きている。






 
4月20日

 GoogleEarthで過去に住んでいた住宅を探してみたが、ほとんど別の建物が建っていて、当時の面影は何もなかった。
 自分の過去はいろんな方法で、いろんな形で消されていっている。それはある意味、過去を引きずらないための方便と取ることもできる。
 だから、今とここにいることができる、とも言える。他に行ける場所がないのだから。

 誰も頼りにならない。誰も支えてくれない。誰も理解していない。誰もあてにならない。全部、自分に投げ返される。
 正直、もっと早くこのことに気づいて今のような生き方ができればよかった、と思うが、それはそのための必要な時期があったのだろう。

 ただ、今の静かで穏やかな生活に感謝するばかり〜 過去に苦しんできたことが、まったく夢か嘘のように感じられる。
 人生60年を過ぎて、ようやく自分らしい生を手に入れられた。

 人は誰でも、手ぶらで、一人で、裸でこの世に来て、そして手ぶらで、一人で、裸でこの世から去る。
 何かを所有しても、何かに執着しても、結局は死ぬときには全て手放さなければならないのだけれど。

 で、ようするに、私は誰だろう? なぜ、この時代に、この日本に、この家族に生まれてきたのだろう? なんのために? 生きる意味とは何だろう? という疑問への答えはいまだにわからない・・・・






 
4月22日

 Amazonでブラヴァッキーの「シークレット・ドクトリン」の新しい邦訳を2冊見つけた。
  「シークレット・ドクトリン 第2巻 第1部 - 人類発生論」 忠 源訳 竜王文庫 5,940円  2018年1月1日
  「シークレット・ドクトリン 第3巻 上 科学、宗教、哲学の統合」 加藤大典訳 文芸社 3,441円  2016年8月1日

 どちらもAmazonサイトでは目次が書かれてなかったので、その内容はわからないが、「第2巻 第1部 - 人類発生論」 は
おそらくこの、The Secret Doctrine - Vol.2 の部分だろう。
 この 「シークレット・ドクトリン 第2巻 第1部 - 人類発生論」は、アトランティスのことが書かれてあり、自分でもその興味ある部分だけを訳していたので、出版されたことはありがたいが、なかなかの値段だ。ある人のブログでは、この本の翻訳に28年、校正に4年を費やしたらしい。ちょっと信じられない年月だが・・・。
 まあでも、こうやって誰かが翻訳を進めていっているのはうれしいことだ。










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