アトランティス大陸(文明)。その伝説の発端となっているのが、プラトンの「ティマイオス」と「クリティアス」という本だ。その実在を否定する人(自称常識人)は、これを古代人の素朴なファンタジーと扱う。確かにその実在を証明することはできないかもしれない。しかし、その痕跡は伝説・神話として各地に散在している。そして、いろんな霊視者、覚者たちが一様にアトランティスの存在を説いている。年代的な食い違いは多少あるが -- そもそもどうやってその年代を割り出しているのかはわからないが -- その内容は概ね共通し、細部まで詳しく語られている。
ただ情緒的にその存在の是非を結論付ける前に、これらの知識をそれぞれ比較検証してみることは必要だろう。
今私が得ている限りの知識で、アトランティスの伝説に関して、共通して言えることは・・・・

 @その大陸は大西洋にあった。
 Aそれは高度な文明を持ち、現代文明に匹敵するか、それを超えるものであった。
 B当時はそこが世界の中心だった。
 Cアトランティス人は太陽神を信仰していた。
 Dその大陸は海中に沈み、それは洪水伝説として各地に伝わった。
 Eアトランティスの滅亡前、その文明の知識は周辺の地域に伝えられた。






    
アトランティス文明に関する諸説

    プラトン  R・シュタイナー  神智学  エドガー・ケイシー  M・ドーリル  和尚
  







 ●紀元前200,000年頃よりはじまる。
....大救世主メルキゼデクが出現してガラリア湖畔に聖徒たちを養成す。
当時のガラリア湖は今の北米ニューメキシコ、アリゾナ地域に拡がる内海で、北米はアトランティスの一県だった。

 ●紀元前 52,000年頃... 
   .怪物がはびこる。怪物と人間との間の子(進化の過程にある半獣人)が奴隷としていた。巨大な人食い獣たちが山野にはびこっていた。人間はみんな霊的な力を持っていた。第三の目は高度に発達していた。だが物質の世界に深入りしていったため、しだいに霊能力は失われていった。
 
 ●紀元前 50,722年..... 
   .人間に脅威をもたらす巨大怪獣の問題について、世界の五つの種族の会議が行われた。コーカサス地方からの白人種、後のゴビ砂漠地方からの黄色人種、スーダンや北部アフリカからの黒人種、レムリアからの褐色人種などの代表者。
           
 ●紀元前 50,700年頃.... 
   最初の悲劇--火山の爆発、地震。地球の地軸を変え、南北極を現在の位置に変えた。獣たちを追い払うために化学物質を用いたり、大きな爆発を起こしたりしたことが原因。これが最後の氷河期を作り出した。大陸の他の部分はいくつもの島に割れ裂けて河や入江や湾ができ、気候も激変し、住みにくい世界となった。
  最初のアトランティス人の移民-->ピレネー山脈、中央・南アメリカ。
  レムリア人の移民-->南アメリカに移住....インカと謎のインディアンの部族の始まり。
太陽に輝く石造りの美しい市街があった。中心地ポセイディア。市街の中心に寺院があり、紫水晶その他の宝石を配した大きな半円型の石柱に支えられた寺院。その内部の祭壇には、いつも聖なる火が燃え続けていた。その火は間の子についている動物的部分を取り去る効能を持っていた。
宇宙の創造的エネルギー、自然のエッセンスなどの研究。植物の生命、宝石、金属などの研究。特に宝石が人間の心霊的、直感的能力に与える刺激効果についての研究。農業、天文学、占星術の発達。反重力の知識。
これ以後もアトランティスの物質文明は、さらに高度なものへと発展を続けた。反面、精神面ではますます不安定な世界になった。人身御供の生贄、太陽崇拝、性の放縦や倒錯、貧富の差、内的な腐敗の進み。

 ●紀元前 28,000年頃....
   第二回目の異変--大きな島がたくさん水没した。--->「ノアの大洪水」
レムリアは太平洋に没した。中央アメリカ、モロッコに移住。
洪水の後、再興が始まる。機械工学、化学、物理学、心理学などの分野で大きな進歩。
電気技術、原子力エネルギーの利用。レーザー光線、殺人光線の発見。液体ガス、圧縮空気、ゴム、合金、未知の金属をつくる。潜水艦、電話、エレベーター、ラジオ、テレビ、写真。
太陽エネルギーを動力にする。ツアオイ・ストーン、ファイヤー・ストーン、グレート・クリスタルの利用。
ファイヤー・ストーンの効果を上げすぎたことが第二の悲劇の原因となった。

 ●紀元前 10,700年頃....
   道徳的にも精神的にも最悪の状態に達していた。
人間の生贄、太陽崇拝、不義密通、不正腐敗、暴力、反乱。

 ●紀元前 9,500年頃...
  .最後の破局--巨大な地震、大きな島々が海中に水没した。アトランティスは地球上から姿を消した。エジプト、ユカタン、メキシコに移住。(宗教の教義や記録の保存のため)

 ●紀元前 9,564年.....
ポセイドニス(Poseidonis)-アトランティス最後の島-水没
  ----「6カン Kan の年ザック Zac 月の11ムルク Muluk に恐ろしい地震が起き、ひっきりなしに13チュエン Chuen まで続いた。泥の丘(複数)の国、ムーの土地はその犠牲となった。2回隆起すると突然夜の闇に消えてしまい、盆地は絶えず火山の力によって揺すぶられた。そのために大陸の幾つかの土地が数回も沈没と陥起とを繰り返した。ついに地表が崩れ、七つの国々が引き裂かれて散った。激動の力に堪えることができなくて、国々は6,400万人の住民とともに、本書の執筆より遡ること8,060年に沈んでしまった。」
  ---- 約3,500年前、ユカタンのマヤ人の間で書かれたらしいトロアノ(Troano)手稿 
(神智学大要"太陽系"P254) 






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