あなたは、アトランティス時代にさかのぼって、なぜアトランティスが消滅したかを不思議に思うだろう。
その原因は、偉大なる方々の指導と教えのもとにアトランティスの人々は、それまで宇宙で知られていたいかなる文明よりも高い最高の文明を築いていた。 彼らはそれほどの強力な能力までに達し、その知識を使えば、現代の原水爆が線香花火程度のものに映るほどの、もっと巨大なものを作ることができた。
 彼らはこの太陽系内を旅行出来ただけでなく、他の太陽系へも旅行出来たのである。 彼らは宇宙空間の大磁気流を使った。 彼らは自分たちの力を決して破壊的には使わなかった。 時が来て、極めて少数の人々を除いた総ての人々は、この地球を去ってよりレベルの高い惑星世界へと行くだけの霊的知識と理解に達していた。 しかし、彼らの子孫たちは、その内面にいまだに束縛された魂をもっていて、まだ高次の魂の輝きに達していないまま、先代-古代アトランティス人たちの物質的力と智恵とのすべてを引き受け、それを誤用した。
そのためその物質的力と智恵とを彼らから取り上げなければならなくなった。 このため、アトランティスは海中に沈下していった。 その後は単に二、三の植民地が残っただけで、彼らの子孫が未開人として再び生まれ変わってきた時は、もう先代たちの物質的力と智恵とに近づくことは出来なかったのである。




           ----- 「カバラの真義」 ----
 P63
 メルキゼデクは、アトランティスの10の島が未開の種族で占められている時にそこへ来られた。それは55万年ほどの昔である。・・・ アトランティス時代やレムリア時代以前にも、人種から人種へと偉大なる文明に達し、更に上級の世界へと移り去って行ったのである。

 P64
 メルキゼデクがアトランティスの10の島にやって来た時、そこにいる人々が原始的なボートを持っているのを発見した。その原住民が、今はもう存在しない或る島から、これまた今は現存しないアトランティスの島々へとやって来る時に使ったものであった。メルキゼデクは共に来た人々とともに、アトランティスの住民たちに働きかけた。
  メルキゼデクは彼らに光と知性の火花を吹き込んだので住民たちは、智慧と知識とを得て進歩した。それからメルキゼデクとそのお供たちならびにアトランティスの住民たちの半分とが今の南米大陸の沖合い遠くにあった大きな島に行った。その島は、アンティリア(またはアンティレア)と呼ばれた。メルキゼデクは、アンティリアに大アトランティス智恵校を創設した。ほとんどの知性的若者がそこへやって来て教育と訓練を受けた。

 P65
 後代にアトランティスの10人の王たちが毎年1回ずつやって来たのはここであり、ここでメルキゼデクに自分たちの統治下の人々の知識を増進させた・・・ アトランティスの人々は一人種だけではなかった。アトランティスには、黒人種、白人種、黄金人種、青人種、緑人種などが住んでいた。これらの各種族の代表がアンティリアへ行った。
  ・・・メルキゼデクの一団の人々は時代から時代へとアトランティスの人々を教導し、次々と意識(魂)群が魂の光輝を得て太陽により近い高級な世界 (金星、水星)へと移り行くまで指導した。

P66
 当時のアトランティスの島々は、低級種族も利用し得る広範で破壊的な多くの科学的智恵知識を持っていた。低級種族は知識を悪用した。
 アトランティスの島々が海中に沈んだ頃、アトランティスの植民地は各所にあった。エジプトに一箇所、中央アメリカに一箇所、南アメリカに三箇所、ギリシャに一箇所、アイルランドに一箇所あった。時が来るとアトランティスの魂の進んだ人々は、この世界を去ってしまい、別の低い世界(火星)から低い意識群がやって来た。

P70
 メルキゼデクがアトランティスから連れ出した人々の中には黄金色人種の子孫もいた。また別の黒色人種、褐色人種、黄金色人種、青色人種、緑色人種もいた。これらの種族は一団となってメルキゼデクと共にアトランティスを離れた。その時に全世界が変った。山々が隆起し、大陸が陥没した。アトランティスの植民地は数百年にわたって野蛮な種族たちを制御してき、彼らにも偉大な智恵を得させ、この世を去って高級界に行くまでに教えた。その当時の神話伝説がまだ残っている。
 
 P124
 アトランティス人は、非常に高い文明にまで達していた。そしてアトランティス人として化身していた偉大なる魂が別の世界へと移るまでに達した。そして彼らの魂の代りにより低い意識の魂群がやって来たが彼らはアトランティス人が持っていた偉大な力や能力を使いこなすだけの智恵も才能も持っていなかった。

P147
 5万年もの古代には、この地上には、今日全く存在しない様な種族がいたということは理解できよう。我々は、アトランティスには、黄色種(完全な黄色)、黄金種、青色種、緑色種などがいたのであり、 これらの種族は今は存在しないということを知っている。事実、現在の黒人種は、古代アトランティスの青色人と緑色人との混入から派生したのであるとアトランティスの大知識では伝えている。

 P217
 ピラミッドは、アトランティスの諸島が海中に沈没した時、それは大ピラミッドの建てられる1万2000年前であったが、アトランティスから持って来られた記録の貯蔵所として建てられた。

 P232
 カバラは、アトランティス人が持っていた知識の集大成で、科学の知識、すべてのものについての知識、神についての知識も含んでいる。・・・ アトランティスのトートがアトランティスの記録をエジプトへ持って来た時にトートは後代の種族は、アトランティスの各植民地に散って行った極めて少数の者たちを除いては、古代語を忘れてしまうだろうと悟った。

 P239
 ピラミッドは、沈没したアトランティスの大寺院に型どって造られたものである。・・・アトランティスにあった大寺院は、エジプトのピラミッドよりずっと大きいものであった。しかしそれはアトランティスにおける最も神秘で最も聖なる寺院ということではない。

 P257
大ピラミッドの建設者たるトートはアトランティスの秘密寺院の秘密伝授者であり、アトランティス以前の古代の莫大なる智恵知識の継承者なのである。ピラミッドを建てるに際し、太古の清純な知識を、アトランティスの沈没後の未開野蛮の種族の無知から守ろうとの意図があったのである。このピラミッドは、アトランティスのピラミッド寺院の小規模なものとしての複製なのである。アトランティスのピラミッド大寺院は、アトランティスの沈没まで40万年も存在していたのであり、その中にはあらゆる自然法則、聖法則との関係をすべて知っていた人々の全知識全文明が収納されていた。

 P304 
 第五時代はアトランティス、レムリア時代と呼んでいる。この時代の終わりは、約5万年前である。プラトンのティマイオスによれば、アトランティスは1万2000年前に沈んだとなっている。しかし各々の地質学者たちは、5万年前に地球表面の大陸に大変動があったということで一致している。・・・
  アトランティスの沈没は、部分的には速やかに沈んだのであるが、一部のものは後日に沈んだのである。エジプトの祭司たちがプラトンの祖父に語ったという言い伝えによれば、アトランティスは同心円的に水と陸地が交互に構成されていたと言われている。 これでアトランティスは大きな大陸ないしは大島であって、多くの運河によって諸地域に分けられていたと誤解されたのである。実際問題としては、アトランティスは10の島群から成っていたのである。アトランティスは約5万年前に沈んだ。

 P414
 カバラの起源は、実際にアトランティス時代に始まり、アトランティスの沈没後で、今から1万3000年前には、アトランティスの人々が持っていた人間や人間と神との関係などを含んだ総ての知識が、当時残っていた各地の植民地に残されていた。 しかし、これらの植民地が野蛮人に征服されてからは、アトランティス植民地の多くの人々は追い出されて見知らぬ土地を彷徨った。
 
 P522
 (人類の始祖は)月から宇宙船に乗ってやって来て、ゴビ砂漠に着陸できた。これが中国の伝説にある龍の始まり。中国人は龍の子孫であり、地球人の子達と共に育った。当時のゴビ砂漠は豊沃な土地で、これが伝説上のエデンの園だった。ここから人類は各地へと広まっていった。ある種族はインドに行き、ある者はアトランティスへと移って行った。アトランティスはゴビから移住した。当時はレムリア人が国家を形成した。







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