メルキゼデクとは旧約聖書の登場人物で、『創世記』(14:18)にて「いと高き神の祭司」、並びに「サレムの王」として紹介されている。『詩篇』(76:3)の記述などを根拠に、「サレム」は伝統的にエルサレムと同一視されている。

新訳聖 - ヘブライ人の手紙
   - 第5章 ---- あなた(イエス)こそ永遠に、メルキゼデクと同じような祭司である ---
   - 第7章 ---- このメルキゼデクはサレムの王であり、いと高き神の祭司でしたが、王たちを滅ぼして戻ってきたアブラハムを出迎え、そして祝福しました。 アブラハムは、メルキゼデクにすべてのものの十分の一を分け与えました。 メルキゼデクという名の意味は、まず「義の王」、次に「サレムの王」、つまり「平和の王」です。 彼には父もなく、母もなく、系図もなく、また、生涯の初めもなく、命の終わりもなく、神の子に似た者であって、永遠に祭司です。


☆メルキゼデクの神秘とは何か。 太古の昔からこの地球には、常に"メルキゼデクの教団"というものがあって、いつもメルキゼデクに関した神秘を受け入れ、知った人がいた。 その神秘は一般社会には決して明かされなかった。 東洋の古代手記や中央アメリカの洞穴や岩窟の中やこの地上で古い者に失われたことばの中などにメルキゼデクの神秘を見出すことが出来る。 

 メルキゼデクは古い太古のかたであり、アトランティス沈没の以前のかたである。 メルキゼデクは最太古の時に人々が失われた楽園における神性を人類に取り戻さんがために地球に降りてこられたかたがたの一人なのである。 彼は、創世記第六章に「神の子たちは、人の娘たちの美しいのを見て、自分の好む者を妻にめとった。 彼女らは、神の子たちの子を産んだ。 彼らは昔の勇者となり、有名な人々となり、今日の地球における巨人となった。」とある人々の一人なのである。

 メルキゼデクは、"光の子たち"の一人なのである。 彼は、楽園を追放されなかった人なのである。 彼は肉体に入った。 彼は人類を導くために人々の仲間に入ろうと肉体を造ったのである。 数え切れないほどの太古に彼はこの地上に住んでいたのであるが、今もなお生きておられるのである。 というのは、彼は"生涯のはじまりもなく、生命の終わりもない" かただからである。
  
 多くの文明が南極や北極に栄えた頃にメルキゼデクは地球にいた。 彼は、古代の種族にアンデス山脈を横切って延びる大城壁を造らせた。 彼は、ティアワナコの古代市(前インカ時代)を建てた人々に教えた。
メルキゼデクはマヤの人々に、天文学、数学、政治学その他いろんなことを教えた人である。

メルキゼデクは、アトランティスの10の島が未開の種族で占められている時にそこへこられた。 それは約55万年ほどの昔である。
 メルキゼデクは彼らに光と知性の火花を吹き込んだので住民たちは、智恵と知識とを得て進歩した。 それからメルキゼデクとその供たちならびにアトランティスの住民たちの半分とが今の南米大陸の沖合遠くにあった大きな島に行った。 その島はアンティリア(アンティレア)と呼ばれた。 メルキゼデクはアンティリアに大アトランティス智恵校を創設した。
 
 メルキゼデクとその一団の人々は"神の子"であった。 彼の従者たちは旧約聖書にいうところの神の子たちの父祖だった。 彼らは普通の人々よりも大きかった。 メルキゼデクの一団の人々は、赤毛、白色皮膚、青目であり、メルキゼデクと同様に不死であった。 しかし、彼らはメルキゼデクとは異なり、生まれた者たちであった。 彼らは時代から時代へと、アトランティスの人々を教導し、次々と意識(魂)群が魂の光輝を得て太陽により近い高級な世界(金星、水星)へと移り行くまで指導した。

 アトランティスの島々の沈んだ時、メルキゼデクはアンティリアの島の人々をひきつれて別の地に行った。 この島の人々は、既に準備をしていたのであり、メルキゼデクの指導のもとに、アトランティスの人々の持たない智恵と力とに達していた。

 メキゼデクは、エーテル体、半エーテル的力を呼び出すことが出来た。 しかし、時がくると、アトランティスの魂の進んだ人々は、この世界を去ってしまい、別の低い世界(火星)から低い意識群がやって来た。  
 メルキゼデクは古代ヘブライアルファベットの実際の創始者なのであった。 
後代にこの知識がエジプトにもっていかれ、トートの聖僧たちに伝えられた。 メルキゼデクがエジプトにいる時にエジプトの大ピラミッドが建設されたのであり、それに関連してメルキゼデクは、ある種の働きをなすのに呼ばれた。

 メルキゼデクは、アトランティスの沈没から今に至るまで世界の各地を回っておられる。 南アメリカ、アフリカ、エジプト、カルデア、ヨーロッパなどにも行かれ、ドルイドとして知られる組織とともに働かれた。 
 メルキゼデク及び、赤毛、青目、白皮膚の神の子たちの彼の従者は、世界を回ってエジプトへ来た。 そこで彼らは我々がアブラハムと呼ぶ人々に会った。 


                                            -------- M・ドーリル 「カバラの真義」 ---------





                    

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