2016年 3月
 1月1日

 2012年の予定は・・・

 とりあえず、今翻訳している「知恵の書」が、あと1章、あと10日ほどで完了。 出版も、3月半ばに出来るらしい。(上巻だけ) 下巻の出版は来年 2013年の予定。 

 翻訳完了の後は、しばらく和尚の生涯をまとめて、次の翻訳本に移る。 
この本は、前世、輪廻転生、霊体などをテーマとしているようで、とても興味深い。

 おもしろいものだ。 去年(2011年)の3月下旬に、この和尚の本の翻訳を始めたわけだが、
始めた当初は、まったく出版しようという意図はなく、完全に自分が知りたいだけのために始めたもので、それも、完成までに2年近くはかかるだろうと予想していた。

 それが、出版の段取りまでこぎつけ、完成までにも、もう数週間ですむ。 全体として一年かかっていない。

 過去の日記を読み返してみると、人生がどう展開していくのか、とてもおもしろく見えてくる。和尚との関わりも、この頃から再び、という感じで、実に15年間、関わることを嫌っていたことになる。それから、再び関わることで、過去の痛みを伴った検証が始まったのだが、そんな内容の日記が続いている。
ずいぶん紆余曲折してきたな・・・・





 1月7日

 ついに買ってしまった。 和尚(バグワン・シュリ・ラジニーシ)の豪華本「ザ・サウンド・オブ・ランニング・ウォーター」
これは和尚が生まれてから1978年までの伝記と写真、そしてインド時代での和尚の活動をまとめた、約560ページほどの大型本
。 

 和尚の伝記の部分だけは、以前に邦訳されて、その本は持っているが、この原本はとにかく写真が美しいもの。
最初に和尚のセンターに行ったときに見たとき、絶対欲しいと思っていたものだが、限定版で、定価は100ドル(約8,000円)だが、今はほとんど入手不可能で、プレミアがついて高額になっていて、世界のアマゾンで検索してみたら、
USAで、700ドル(約56,000円) ドイツで、1,900ユーロ(約18万円) カナダで、1,300カナダドル(約98,000円)
日本では、19万円・・・ 一応、1ドル80円で計算・・・ 市民出版社から複製本が限定で10部出ているが、これでも85,000円・・・
それで、アマゾンUSAで注文! 送料込みで、57,100円なり!

 ・・・ずいぶん躊躇した・・・ でも、一番安くてこれだし、これを逃すと、もうこの価格では手に入らないだろうし、
今、円高でチャンスだし、・・昔、1ドル120円くらいの頃だと、この値段の1.5倍していたわけだし、
すごく貴重で、凄い本だし、和尚の若い頃の写真が多く載せられているし、すごいインスピレーションを受け取ることができる。

 ・・・と、いうことで、ついに買ってしまった。


      




 1月9日

 ようやく、和尚の本The Boof of Wisdom 「知恵の書」の翻訳が完了した!
去年の3月より始めて、のべ日数、約200日。
ワードのページ数420ページ、400字原稿用紙にして約2,000枚、1日10枚分のペース、
普通の和尚の本にして、約1,200ページ分。
 これが上下巻、二冊に分けて出版されるわけだから、一冊のページ数もかなり分厚いものになる。
自分で言うのもなんだけれど、この本、和尚のこれまで出た日本語の本の中ではベスト、最高の内容だと思う。 初心者にもわかりやすく、基本的な問題がほとんど全て書かれてある。 初めて和尚を知る人にとっては最も適した本と言える。 そして究極的な真理についても全て書かれてある。

 極端な話、この「知恵の書」さえ読めば、あとは何も必要ない、とさえ言える。 和尚の入門書としては、ぜひこの本を読むべきだとも思う。
なんでこの本がいままで翻訳されなかったのか、不思議でならない。 もっと早く知られるべき本だったと思う。 本当にすごい本だ。





 1月19日

 数日前より、和尚の講話暦を年代順とテーマ別にまとめていた。
細かい修正や、追加項目があって、ほぼ完成できた。たぶん、これがほとんど完璧なものだろう。

☆年代順講話
☆テーマ別リスト

 年代順を見ればわかるが、
1960年代の中ごろから1988年まで、約20年間、途中4年間ほど沈黙の期間はあったが、ほとんど休みなく真理を語り続けてきた。それもすべて即興で、一回の講話の時間は約2時間ほど、晩年は禅について語ることが多かったが、中には4時間くらいぶっ通しで語ることもあった。

 そのリストが完成して、オショー・タイムスという昔の月刊誌を順に読んでいて、和尚が亡くなったことを特集している号を読んでいたとき、気づいた。今日は、和尚が肉体を離れた日だったのだ。不思議な符号を感じた。
1990年1月19日、享年59歳。死因は、アメリカ政府によって飲まされたタリウムという毒によって・・・
この年、1990年は、半年後に私の母も亡くなっている。7日に注文した和尚の豪華本は、到着に1〜2ヶ月かかるといわれたが、なんと10日後の17日には手元に到着した。




 1月22日

 私は1982年、26歳のときに和尚の弟子になったが、35歳の頃に嫌気がさして和尚の世界から離れている。その頃は、まだほとんど和尚の教えがどういうものか理解できていなかった。説いている真理は、はるか遠くのものに感じられ、自分の個人的問題とは何の関係もないように思えていた。ようするに、和尚は自分を助けてはくれない、という不信感が生まれてきた。他の弟子たちのふるまいも好きではなかった。

 そこで、35歳から去年までの約20年間、まったく和尚には関わらなくなった。そして、なぜかまた和尚に関わり始め、ようやく和尚の教えが理解できるようになった。

 で、こんな和尚の言葉に出会った。
「だれもが一度や二度は(私のところから)去らなければならない。行きなさい。可能な限り、私から遠くに行きなさい。地球のはずれまで行きなさい。
そうすればわかるだろう。遠く離れれば離れるほど、ふたたび帰ってきたときには、より近づいているということを。」
今の私が、まさにそうだ。まさに、釈迦の手の上で逃げようとしていた孫悟空のようなものだったのだろう。




 1月24日

 次の翻訳を始める。

 これは1986年のウルグアイでの和尚の講話で、内容は前世や霊体に関するものらしくて、とても興味深いのだが、
アメリカを離れて世界中を旅していた頃で、つきそっていた少数の弟子たちに語ったもので、
前回の「知恵の書」の中の質問が、割と初心者からのものが多かったのに対して、これは最も和尚と長く居る人たちに対してのものだから、その内容はより専門的、高度なものになっている・・・みたい? まだ、訳していないからわからないけれど、

 問題はこの本のタイトル。原題は「ザ・トランスミッション・オブ・ザ・ランプ」 直訳すれば、「ランプの伝送」「明かりの伝達」・・・
いまいち、ニュアンス的にぴんと来ない。ランプは、悟りの境地、という意味もあるようで、和尚の世界では、悟りを光明と言っているので、「光明の伝達」とすることもできる。でも、「光明」という言葉は、エンライトメント、と言う言葉で通っている。古い和尚のガイド本では「伝燈」と書かれてあるが、どんなもんじゃろか〜〜 
 タイトルが決まらない・・・・





 2月4日 

 約20年近く前に、最初の和尚の翻訳をした。
「秘教の心理学」という本で、この時は訳文が下手だったので、他の人にやり直されて出版されたが、この「秘教の心理学」で、和尚は、人間の神秘的な面、霊、死後の世界などについて深く語っている。 そして、今回翻訳した「知恵の書」では、そういう霊的なことを全て馬鹿げたものだ、として否定している。
そして、次に翻訳する予定の「トランスミッション・オブ・ザ・ランプ」では、また霊体や輪廻について語っている。

 「知恵の書」だけを読む人は、和尚は霊的なことを否定する人、と思うだろう。上の三冊全てを知る人は、和尚は矛盾している、と思うだろう。
私も、最初に「秘教の心理学」を翻訳して、次に「知恵の書」を翻訳したので、初めのうちは和尚の言っていることが信じられなかった。
ただ、なぜ和尚は矛盾したことを言うか、その理由も「知恵の書」の中で言っている。
 ようするに、自分は霊的なことを知っている、と思うことにより生まれるエゴ、自分は普通ではない、特別な人間だ、という尊大なプライド、それを和尚は壊そうとしているのだ。エゴ、プライド、自分は特別だと思う意識、これらがスピリチュアルでは最も危険なものだ。
 そして、和尚に関連する雑誌の中で、上の三冊の本が、霊的なこと、反-霊的なこと、その両極端を語っている、
そういう意味で最も象徴的な本だ、と取り上げられていた。

 その三冊の本全てに、私がかかわっていたことが、何か不思議さというか、おもしろさを感じて、大笑いをしてしまった。
別にそのことで、自分が特別だとは思わないが、そこにも何か、不思議な導きを感じてしまった。





 
2月7日

 以前、別の翻訳者が言っていた・・・「和尚の使う言葉は単純だが簡単ではない。」それを私も今、非常に感じている。
 普通、翻訳の過程とは、英語から日本語に訳す、英文和訳から始まり、それを日本語として読みやすいように文章を変えていく。
これが和訳と翻訳との違いになる。一般的な文章では、意味が伝わればいいだろうが、精神世界、特に和尚の世界ではそうはいかない。

そもそも和尚は、真理は言葉では伝えられない、と言っているし、もともと和尚はインド人で、母国語はヒンディー語だから、英語のボキャブラリーはあまり多くない。だから、使われている単語は少ないのだが、そこに深い意味を含ませている。
 それを読み取らなければならない。そしてそれを、読み手が理解できるように、ニュアンスが伝わるように適当な言葉を探さなければならない。

 問題は、その適当な言葉がなかなかないことである。そして言葉から受けるイメージで誤解される恐れが大きい。
例えば、スピリチュアル、という言葉は、普通、精神世界、霊的、神霊的、心霊的などに訳される。だが、人によっては、精神と霊とは違う、と言う人もいるだろう。神と霊とは違う、と言う人もいるだろう。その人の解釈によって、いろいろな意味に取られる。
 だから、ある程度の誤解は覚悟の上で、やってゆくしかない。そして自分の理解力の限界もある。それは常にジレンマとの戦いになる。正解はない。

 そして和尚の本は、読むたびに新たな発見がある。そこで、最初の翻訳が適当でなかったことがわかる。読むたびに、やり直しをしてしまう。どこかで妥協しなければならない。そして、瞑想とは、見ること、気づくこと、自分を客観視することであるから、和尚の本の翻訳は、まさに瞑想となっている。





 
2月28日

 和尚の翻訳「知恵の書」の最終校正済みの原稿が届く。それでも少し、訂正の必要な箇所があり、それを訂正して、出版社に送り返して、3月6日に入稿予定とか・・・
 最初の予定より、一週間遅れている。やや、急かされているけれど、なんとか3月半ばの出版には間に合いそう・・・?
3月に東京でブックフェアが予定されていて、それに間に合わせたいらしい。3月21日が、和尚が悟りを得た日だから、その日に合わせるのかも・・・

ページ数にして約600ページ。我ながら、よくやったな・・・これで上巻だから。下巻は来年出版の予定で、ページ数はたぶん400ページくらいかも・・・
初版は3000部。他の和尚の本も、だいたい確実に売れているらしい。絶版本も多いけれど・・・・
 上巻16章の、各章の扉に写真が掲載され、そのうちの三枚を、私の写真を使ってもらえることになった。
滝の写真が二枚と、睡蓮の写真が一枚。でも、中扉だから、白黒になるけれど・・・ 自分が何かの役に立っている、と思えることがいい。


  




 
3月22日

 
和尚の翻訳「知恵の書」の体裁、発売案内が市民出版社のHPに出た。
といっても、発売予定は4月上旬。印刷所から出版社への納品が、明日の23日らしいから、それから全国の書店へ配布すると、一般の発売は4月に持ち越す、ということなのだろう。
 正式なタイトルは
アティーシャの知恵の書」 608ページで2,604円。まあ意外と安く収まったような〜〜
ページ数から見て、3,000円はするかも・・・と予想していたから〜〜
表紙はなかなか気に入った^^

       

 左隅に少しはみ出したオレンジ色の袈裟の人物画がアティーシャ。一般的にはほとんど無名の仏教僧だか、知れば本当に凄い人物。
でも、そんな賢者を語っているのは、和尚くらいのもの。
 人類の歴史で、多くの賢者たちが現れてきたが、ほとんど一般には知られていない。彼らを評価し、語れる人がいないからだ。
和尚を通して、いろんな過去の賢者たちを知ることができる。それから見ると、一般的な宗教史は、いかに表面的で、中身が薄いことがわかる。





 3月28日

 「アティーシャの知恵の書」が、東京・神田での和尚ブックフェアで先行発売されている。その写真が市民出版社のHPに出ていた。
その写真で初めて発売された「知恵の書」の本を見た。 ああ、現実に本になったのだ〜〜〜  〜〜というヘンな実感〜〜

ブックフェアは・・・ 3月25日〜5月6日 東京神田・神保町・書泉グランデ 4F フェア特設棚



          




 
4月5日


 翻訳一色の毎日〜〜
現状としては、完成した「アティーシャの知恵の書」(上)が手元に届く。下巻も翻訳済みで、来年出版の予定だから、今年の終わりころにリバイスが始まるかも・・・
現在翻訳中は、OSHOの「The Transmission of the Lamp」 全48章の内、7章まで完了。このペースでいけばあと7〜8ヶ月ほどで完訳の予定〜〜

 その後に訳したい本は〜〜
OSHOの「The Silent Explosion」 〜これは半年くらいで出来そう〜
「The Mystic Experience」 〜これは1年かかりそう〜
「Krishna : The Man and His Philosophy」 〜これも1年かかりそう〜





 
5月2日


 Oshoの翻訳「トランス・ミッション・オブ・ザ・ランプ」の途中で、「クリシュナ」について語られた講話の一章を翻訳した。
 この本の原題は「Krishna : The Man and His Philosophy」で、ヒンディー語で語られた初期の講話

    

ネット上でも特にインド人に人気がある本らしいし、個人的にもなぜかクリシュナという人物に魅力を感じているので、いずれは全部を訳してみたい本だが、その分量は、先の「知恵の書」上下巻と同じくらいの長さで全22章。本にすると約1200ページくらいになるだろう。
 その中で、最も興味を引いた第15章「死後の生と生まれ変わり」を9日間で訳した。

 特におもしろい話が、毎年5月にヒマラヤの奥地で行なわれる「ウエサク祭」という儀式で、これは500人のラマ僧たちが一同に集まって仏陀のビションを共有する、というもの。 

 興味深いのが、この話は神智学の本、リードビーター著「大師とその道」にも書かれてある。ここでOshoは本物のビジョンを見ることと、それが幻想〜単なる個人の空想・投影との違いを説明している。その他にもエソテリックな興味深い話が多く語られている。早く全章を訳してみたい。





 
6月6日


 和尚の初期講話集「The Silent Explosion」の中で、最も興味を引くのが、最終章に載せられている、チベット僧ラマ・カルマパが和尚について語ったもので、これは以前に「マイトレーヤー」というタイトルで瞑想社から1988年に出版された本の中に「高僧謁見記」として紹介されていた。 この「マイトレーヤー」という本は、この項目以外には、それほど興味をひく内容ではなく、既に入手不可能、というか、その存在すら忘れられている。
 それで、この原書である「The Silent Explosion」をぜひとも手に入れたくて、昨年の12月に、アマゾンUKより約7,800円という高値でありながら、思い切って買ったのだが、その後調べて、この中の数章が、既に邦訳されている「グレート・チャレンジ」にも載せられていることがわかった。

      

 これは初期の講話で、ヒンディー語で語られたものだが、講話日がはっきりしていなく、編集されて一冊にまとめられているもの。
 そして、今日新たに、これも邦訳されている「秘教の心理学」にも同じ内容の章があることがわかった。 これは、でも、原書を買ってみないとわからないことだ。
 重複している箇所はこうなる・・・・

     The Silent Explosion
    1 Flight of The Alone to The Alone ....................................: グレート・チャレンジ  第1章 一人だけの孤高の飛翔
    2 Meditation : A New Dimension
    3 The Occult Meaning of Asanas and Mudras ................. : グレート・チャレンジ  第3章 ヨガ・自発的な出来事
    4 Kundalini : The Science of Transcendence ................. : 秘教の心理学     第4章 クンダリーニ・ヨガ
    5 Sex, Love, Prayer, and Meditation .................................. : 秘教の心理学     第3章 セックス、愛、祈り
    6 The Vytal Balance ............................................................... : グレート・チャレンジ  第6章 生命のバランス
    7 Religion and The Windows of Man ................................... : 秘教の心理学     第10章 神性への窓
    8 Mysteries of Initiation
    9 The Unknown Life of Jesus .............................................. : グレート・チャレンジ  第9章 イエスの知られざる生涯
    10 Letters From Bhagwan
    Postscript - Visit to a Tibetan Monastery ....................... : マイトレーヤー    高僧謁見記

 これだと、未邦訳の章は二章と八章と十章だけだが、二章はダイナミック瞑想の解説であり、十章は手紙の内容なので、まあ興味あるところとすれば残り一章だけとなる。 高僧謁見記の章はぜひまた本にしてほしいのだが、こんな状態だと、この「The Silent Explosion」としての本の翻訳出版は無理だな・・・。 
とにかく、また、先の「Mystic Experience」に続いて、貴重なコレクションになってしまった。 
グレート・チャレンジの中に、この高僧謁見記も載せてあればよかったのだが〜〜





 11月26日

 昨日、出版社より電話あり。「知恵の書」上巻は非常に売れ行きがよく、評判も上々だとのこと。Oshoの本の中でも最高だ、と絶賛する人もいるらしくて、その本の翻訳に携わった自分としても嬉しい限りで、下巻の出版を待ちわびる声が多いらしいが、
 出版社の話では、出版の順序として、下巻を出す前に別の本を出す予定だが、その出版が少し遅れる様子で、当初来年3月に予定していた下巻の出版は5月に延期されるとのこと。
一度に数冊を出さずに、一冊ずつ二ヶ月ほど間を空けて出版するほうが販売数を上げるのにいい方法らしい。

 その後に予定している「トランスミッション・オブ・ザ・ランプ」は来年の年末に出版の予定らしい。この本も大著で分量が大きく、上下巻に分けて、上巻分の翻訳が済んだので、とりあえずその分だけ出版することになる。自分としては早くクリシュナについての講話を訳したいので、それはこの「トランスミッション〜」の後になるが・・・

 出版社側の要望では、Oshoが仏陀に関して講話したもので「超越の訓練」という本があり、全4巻でこれも大著だが、この本の2巻の中に、Oshoが光明(悟り)を得た時の様子が語られているので、これもぜひ出版したいという。私もいずれはこの「超越の訓練」という本も訳してみたいと思っていたので、ここでも出版社との思いが一致して不思議な感じがした。

 Oshoの光明を得た時の話は、以前に「反逆のブッダ」という本の中で抜粋されていたが、この本はすでに絶版になっている。1984年に出た、Oshoの前半生の伝記で若い頃の写真も載っているが、もう手に入らない。アマゾンでは本のタイトルさえない。貴重な本がここでも消えていた。あるサイトでは30万円というプレミアが付いていたし・・・!

 そしてこの「超越の訓練」、洋書さえ絶版になっている。だから私がこの本を4巻全部所有していることを知って出版社はすごく驚いた。超レア本だからだろう・・・
 で、現在、Oshoの翻訳をする人はほとんどいないらしい・・・ ということは、自分がやるしかない、ということになる・・・ もちろん自分としても訳したい本のひとつだから、やりがいはあるのでぜひともやっていきたいけど、トゥルンパも訳したいし、リードビーターも訳したいし、アティーシャの生涯、ティロパの生涯、タントラの本なども訳したいし・・・やりたいことが多い!というのも、これらの本も現在、他の誰も翻訳していない状況だから・・・

 実際、こういう本はあまり売れていないのかもしれない。一部の人だけが熱心に買って読んでいる状況で、その数はまだまだ少ないのだろうな。絶版になった本については、その存在すら知らない人も多いだろうし、なんとかならないものか・・・ 自分のHPでアップしていくしかないか・・・










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