7月 2日

 
Oshoの講話でThat Art Thouというものがあり、1972年のアブ山瞑想キャンプでの講話で、3つのウパニシャッドについてそれぞれ17章ずつ語っていて、その最後の17章の部分、アディヤートマ・ウパニシャッドの部分が別にFinger Pointing to the Moonとして出ているが、その文章は全く違っている。
 つまり、That Art ThouとFinger Pointing to the Moonの同日の講話が違っているのだ。もともとはヒンディー語からの英訳だからかもしれないが、それでも全く違う文章になっている。まるで別物のようだ。なぜだろう?
 ウパニシャッドについての講話も、いずれ全て訳したいと思っている。やはり初期のヒンディー語からの英訳講話は内容が濃い。ただ、英文的に訳しにくいのが難点だが。




 
7月 4日

 
瞑想キャンプの英文を翻訳してアップする。




 
7月 5日

 所有しているOshoの洋書の写真をアップする。




 
7月 6日

 That Art ThouFinger Pointing to the Moonのページをアップする。
 翻訳の関心はFinger Pointing to the Moonに移っている。現在は原文の整理中。
 やはりヒンドゥー系・・・、パタンジャリやウパニシャッドになるな。そうすると、既に2年前に他の人による翻訳が終えていると言われてきたVedanta ; Seven Steps to Samadhiの出版を早くしてほしいが、これも一向に進展の兆しはない。

 瞑想キャンプ講話のページ作成。




 7月 9日

 Oshoの講話について。Oshoが語っていることは新しくも古くもない。永遠のものであり、太古からインドで探究されてきた知識・知恵を現代に適用させ、またその真の意味を説いているだけのこと。その内容が特に濃く詰められているのが初期のヒンディー語講話に多い。
 後期の英語講話では個々のサニヤシンの心理的問題に焦点が置かれることが多い。特に西洋人に対して。そこが個人的に関心の薄れるところでもある。
 だから永遠の知恵に焦点を合わせて説いている初期のヒンディー語講話に関心がある。クリシュナの講話にはインド文化独自の問題が関連している。Oshoウパニシャッドでは西洋人から見た宗教・日本などが語られていて、やや共感できにくい部分が多い。その点で、この2冊の翻訳は中途で止まっている。ミステリー・スクールの講話も部分訳で十分だろう。
 だから関心事は、ウパニシャッド、ヨーガに関する講話になる

 ウパニシャッドについては、Oshoは10の講話をしている。この内、翻訳されたのはイーシャ・ウパニシャッドと究極の錬金術の2冊。

 The Heartbeat of the Absolute           イーシャブァーシャ・ウパニシャッド     イーシャ・ウパニシャッド
 Behind a Thousand Names              ニルヴァーナ・ウパニシャッド
 The Ultimate Alchemy 1, 2              アートマ・プージャ・ウパニシャッド      究極の錬金術 (上) (下)
 That Art Thou                サルヴァサール・ウパニシャッド / カイヴァリヤ・ウパニシャッド / アディヤートマ・ウパニシャッド
 Finger Pointing to the Moon             アディヤートマ・ウパニシャッド
 The Supreme Doctrine                 ケノパニシャッド
 The Message beyond Words             カタウパニシャッド
 Vedanta ; Seven Steps to Samadhi         アキシャ ウパニシャッド
 I Am That                        イーシャ・ウパニシャッド
 Philosophia Ultima                   マンドゥーキャ・ウパニシャッド

 ウパニシャッドの英文の原典ファイルは18部所有している。Oshoの講話や、他の翻訳者の翻訳本を照合させると下のようになる。

 
Osho          
 太字=邦訳本
所有英文ファイル 世界の名著-
バラモン教
「ウパニシャッド」
辻 直次郎
ヴェーダ 
アヴェスター(世界古典文学全集3)
ウパニシャッド  翻訳および解説
湯田豊
 初期 BC.800年 - BC.500年
ブリハッド・アーラニヤカ・ウパニシャッド 白ヤジュル・ヴェーダ ○ 3神学的対論
○ 4自己の探求
○ (4)
チャーンドーギヤ・ウパニシャッド サーマ・ヴェーダ ○ 5輪廻
○ 6「有」の哲学
○ (5, 6)
カウシータキ・ウパニシャッド リグ・ヴェーダ ○ 3生命の本質 ○ 1 ○(抄)
アイタレーヤ・ウパニシャッド リグ・ヴェーダ
タイッティリーヤ・ウパニシャッド 黒ヤジュル・ヴェーダ
ケーナ・ウパニシャッド サーマ・ヴェーダ The Supreme Doctrine
チャーガレーヤ・ウパニシャッド ヤジュル・ヴェーダ
イーシャ・ウパニシャッド 白ヤジュル・ヴェーダ Heartbeat of the Absolute
 中期 BC.500年 - BC.200年
カタ・ウパニシャッド 黒ヤジュル・ヴェーダ The Message Beyond Words ○ 全 死神の秘教
シュヴェーターシュヴァタラ・ウパニシャッド 黒ヤジュル・ヴェーダ
ムンダカ・ウパニシャッド アタルヴァ・ヴェーダ
プラシュナ・ウパニシャッド アタルヴァ・ヴェーダ
バーシュカラ・マントラ・ウパニシャッド リグ・ヴェーダ
 後期 BC.200年以降
マハーナーラーヤナ・ウパニシャッド 黒ヤジュル・ヴェーダ
マンドゥキャ・ウパニシャッド アタルヴァ・ヴェーダ Philosophia Ultima
マイトリ・ウパニシャッド 黒ヤジュル・ヴェーダ
アールシェーヤ・ウパニシャッド アタルヴァ・ヴェーダ
ニルヴァーナ・ウパニシャッド Behind a Thousand Names
カイヴァリヤ・ウパニシャッド That Art Thou
アディヤートマ・ウパニシャッド That Art Thou
Finger Pointing to the Moon
サルヴァサール・ウパニシャッド That Art Thou
アートマ・プージャ・ウパニシャッド The Ultimate Alchemy
アキシャ・ウパニシャッド Vedanta: Seven Steps to Samadhi
カウシンタキ・ブラフマーナ・ウパニシャッド
シータ・ウパニシャッド

 一番右にある「ウパニシャッド  翻訳および解説」 湯田豊 大東出版社 は13編のウパニシャッドの翻訳が収録されていて、この中では最も充実しているが、722ページで価格は約32,000円もする。正直、買う気にはなれない。
 過去には、高楠順次郎監修の「ウパニシャッド全書」全9巻が世界文庫刊行会から1922年に出ている。日本の古本屋ネットでは3万5000円から4万8000円の巻で3品ほどヒットする。
 まあでも・・・、Oshoの説くウパニシャッドだけで十分だろうし、それの翻訳だけでも大変な作業になるだろう。




 
7月16日

 翻訳を続けていく中で、今でも時々、過去のサニヤシン・セラピストに対する怒りがこみ上げてくるけれど、これも一種の病気なのかも・・・・。それでも前にくらべたらだいぶ静まったかも・・・。セラピストに対するカタルシスだから、バカげた話でもあるが。
 他人が何と言おうと、自分自身を完全に受け入れること。自分自身を完全に愛すること。それしかない。そして、それでいいのだ。バカボンのパパの生き方なのだ。




 
7月17日

 連日の猛暑でなかなか頭の集中力が働かない。それに加えてヒンディー語の英訳の翻訳だから、なおさら翻訳のペースは落ちている。今のところ、1日当りワード1ページ半くらいの進み具合。
 Finger Pointing to the Moon は全17章で、各章がワード10ページちょいくらいだから、全体で180ページくらい・・・。たぶん4ヶ月くらいかかるだろう。ちなみに本にすると約450ページくらいになろう。
 Oshoウパニシャッドは、出版社の方でも出版を熱心に望んでいる講話だが、とはいっても、その前に10冊以上が出版待ちになっているが・・・。それでも、この講話は全体でワードにして500ページくらいになりそう。本にすると約1,000ページくらいになる。現在は4分の1くらいまで進んでいる。

 現在もつまみ食い的翻訳の方針は変わらないが、このFinger Pointing to the Moon はけっこう内容が濃くて翻訳が、というか、霊的な言葉選びが難しい。現実離れした話ばかりが続くから、それを理解することから難しい。しかも暑くて頭が働かないから、よけいに厳しい。
それでも個人的には好きな分野の講話だ。




 
7月26日

 ヤフオクのラジニーシ・ニューズレター50冊セットは、5月24日の日記で50,000円から13,000円に値下がったと書いていたが、今日10,400円にまで値下がった。それでも誰も入札していない。個人的にこの50冊の中で欲しいのは3冊だけ。
 2011年頃に長野で準備されていたOsho図書館「無門館」は、その頃このニューズレターを欲しがっていたが、その後どうなったのだろう?バックナンバーが全部揃ったのか、それとも「無門館」自体が完成しなかったのか?
 企画、計画、準備をしている時が一番楽しいものだけれど、それを完成・持続させるにはそれ相当の地味なエネルギーが必要になる。こつこつとした平凡な作業が・・・。割とサニヤシンにはこういった地味な作業を嫌う人が多く見られる。単なるお祭り好きなだけの人が多いみたい。


 翻訳の方は、この猛暑のせいで頭が働かず、完全にペースダウン。それでもこつこつと進んではいる。

 猛暑やら、豪雨やら、地震やらで、自然の営みは容赦なく残酷になっているが、一番の被害を受けているのが農家、農業を生業としている人たちだ。
 エコヴィレッジ的な日本マルチバーシティはどうなったのだろう・・・









OSHO日記 2018年7月

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