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The Long, the Short and the All
Excerpts from early discourses and letters

Year of publication : 1984
Publisher : Rajneesh Foundation
Edition no. : 2
ISBN 0-88050-708-X
Number of pages : 280
Hardcover / paperback : P
Edition notes : First U.S. Printing: July 1984 - 10,000 copies.
Author as Bhagwan Shree Rajneesh
Published by Ma Anand Sheela M.M., D.Phil.M., D.Litt.M.(RIMU), Acharya
Editor Sw Krishna Prem, M.M., D.Phil.M.(RIMU), Acharya
Design Ma Deva Padma
Direction: Ma Yoga Pratima, M.M., D.Phil.M.(RIMU), Arihanta
Introduction Sw Krishna Prem, M.M., D.Phil.M.(RIMU), Acharya
「真理の泉」

The Long, the Short and the All

2016年12月23日発売。
2,350円 424頁
市民出版社



翻訳
2014年2月19日-5月25日

The Long, the Short and the All
             真理の泉
1969年 1 Knowledge and Understanding 知識と理解
2 Truth and Science 真理と科学
3 Religion and Education 宗教と教育
4 Thought and Vision 思考とビジョン
5 Life and Death 生と死
6 Love and Happiness 愛と幸福
★2014年5月25日、翻訳完了
The Long and the Short and the All

Year of publication : 1979
Publisher : Motilal Banarsidass
Edition no. : 1
ISBN 0-89684-064-6 ("Paper", but this ISBN is printed in this cloth-bound hardcover.)
Number of pages : 260
Hardcover / paperback : H
Edition notes : First Edition: Delhi, 1979.
Author as Bhagwan Shree Rajneesh
Editor Sw Krishna Prem
Introduction Sw Krishna Prem, October, 1977, Poona.
Oshoの翻訳「The Long, the Short and the All」が終わる。これは1969年頃の初期の講話で、もともとはヒンディー語で語られたものの英訳書。この本を訳そうと思った動機は、その目次タイトルがシンプルで本質的な項目ばかりだったから。
1 知識と理解、2 真理と科学、3 宗教と教育、4 思考とビジョン、5 生と死、 6 愛と幸福 ・・・となっている。

 Oshoの教えのエッセンス的な本だろうと思って訳し始めたが、予想に反してなかなか手強い本だった。それはヒンディー語の講話によく見られることだが、聴衆がインド人ということもあり、その論調はかなり徹底して論理的でしつこく深い。後の西洋人相手に語られる英語の講話に見られるジョーク話などは一切ない。
 ただ、それ以上に翻訳に戸惑ったのは、pdfファイルの文章でところどころの単語が原書と違っている箇所がかなりあったことだ。
現在、翻訳は一応pdfファイルを基にするようになっているが、とにかく、このpdfファイルに書き写した人はかなり注意力が散漫な人だったのか、集中力が持続しない人だったのかもしれない。
その単語の間違いに気づけたのは、単純に意味が読み取れない文章になっていたからだ。その箇所をいちいち原書と照らし合わせて修正していくのが、けっこうめんどくさかった。

 そして、全6章だが、各章の長さはこれまで訳したOshoの講話の中ではダントツに長い。これでも出版されたら400ページくらいの分量になるだろう。
 ただ、第五章の生と死の内容が、ほとんど先に翻訳した「And Now, And Here 死ぬこと生きること」の内容と同じだったので、その点では新鮮味はなかった。もともとこの本は初期の手紙と講話の編集本らしくて、だからこの章は「死ぬこと〜」からの抜粋であったのだろう。
 それでもやはり全体として、その内容はかなり本質的であり、Oshoの教えのエッセンス的性質を持っていることは間違いない。 これが出版される日はいつになるのだろう・・・・

 ・・・と、前回に書いたが、2016年12月23日に 市民出版社から出版される。



   


 Osho Times 43号 Book Review
   「長いものも、短いものも、みんなひっくるめて」The Long, the Short, and the All

 一群の山羊の中で育てられた虎の子供についての話をご存知でしょうか。成年にさしかかったその虎は、ある時本物の虎に出会い、それによって生の深い秘密を知るのです。自らの存在に対する新しい理解に目覚めた虎は咆哮を放ちます。
 この本で和尚は生の根本的なことがらについて話します。それを読むあなたはこの虎のように咆哮するかもしれません。この中で和尚は、愛・幸福・理解・真実などの馴染み深いテーマについて語りますが、それはのちの和尚の語り口とはかなり違っています。

 「私は何人かの友人たちと滞在していて、彼らの子供たちは競技に参加する準備をしていた。彼らは私に『ババジ、競技に勝つ秘訣は何ですか?』と尋ねた。『勇気だ。』と私は答えた。それから私はすぐに付け加えた。『人生の競争でも必ずこれを覚えていなさい。人生の競争において勇気にまさる秘訣はない。』」

 「The Long, the Short, and the All」と題されたこの本は、ヒンディー語による初期の講話や手紙から編集された珍しい本です。和尚が母国語を話すときに生まれる独特の雰囲気が伝わってきます。まるで碑文の言葉のように簡素な言葉で深い真実が言い表されており、それには詩のような美しさがあります。それらの言葉はひと口大にされていますから、バスや電車の中で、あるいは寝る前に読むのにふさわしいものです。そうした短い言葉はあなたの理解の核心に到達するでしょう。

 生は、生との戦いの中で死ぬ方法を知っている人間のためだけにある。
 望んで引き受け、喜びをもって為された仕事だけが、幸福をもたらす。
 宗教を知りたいなら、宗教についてのすべてを忘れなければならない。
 生という最も長い旅においても、必要なのは一歩踏み出す勇気だけだ。

 この本で、若年のマスターは、科学・宗教・教育に照準を合わせ、それらに関連したマインドの構造とパワートリップのすべてを暴露します。今日における私たちの課題は、目まぐるしく変化するこの現実から逃げることなくこの世界にとどまろうとすること、しかし世界が何をやろうともこの世界の一部にはならないことだと和尚は語ります。

 私たちの世界は私たちの知覚能力に相応している。しかし私たちはこれが現実(リアル)の世界の全てだと本当に言うことはできない。私たちが体験する世界の領域と現実の世界のそれは全く同じではない。

 この本ではまた、マスターの人生において自然に起こったいくつかの出来事が語られています。それらの出来事からは、存在と心に関する深い洞察を得ることができます。たとえば、死とは虚構にすぎないという理解をもたらした体験について和尚は語っています。若い頃、和尚は樹上での瞑想中に自分の身体が木から落ちて地上に倒れて横たわっているのを上から見るという体験をしました。乳しぼりの途中にそこを通りかかった二人の娘と和尚との間に起こったことについて、和尚は語っていますが、それは真剣な瞑想者にとって非常に興味深い内容です。
 この本で和尚は、神について、知識について、あるいは物質主義について、非常に珍しいやり方で語っています。和尚はそれらについての自分のメッセージを明らかにするために、しばしば格言を使っています。
 未知への、新しい世界秩序への、あるいは新しい人類への参入をもたらす飛躍について和尚は語ります。その飛躍とは、実は、既に不要となった主義や価値観を捨て去ることにすぎないことが読者にはわかるでしょう。かつては新しい信念が古い信念の代わりとなるだけでした。今、私たちは、いかなる信念をも超えて覚醒へと進もうとしています。それによって生は新たなる可能性に対して開かれたものとなります。

 「私」とは何かを完璧に知りなさい。それはあなたがそれを捨てなければならないからだ。エゴイズムは暗闇の源だが、一条の光がさせばそれは消え去る。

 この本をそばに置くだけで、あなたは、ある種の衝動に駆られ、咆哮するかもしれません。そんなときのために、この本はいつでもポケットに入れておくことができます。その衝動は野心や欲望がもたらすものではなく、生の調和と完璧さを知ることによる、ある種の存在感がもたらすものです。
 この本から、その「こつ」をつかんでください。私たちが自由の歌を歌えるようになるまでに、何が自覚されなければならないかを、和尚は詳しく語ります。どうしてこの世界は誤った方向に向かっているのか、それに対して何ができるのか、自己の忘却に基礎をおいた生きることのパターンを変えるにはどうすればよいかを知りたいなら、あるいは、ニルヴァーナの一瞥を得たいのなら、この本を手に入れて、しかるべき瞬間の訪れを待つのがいいでしょう。
 「簡単なものこそ正しい」と言われます。
                                        マ・アナンド・サヴィータ


   

"You ask what my message is? It is a brief one indeed: those who are awake are alive; those who are asleep miss everything.
No man is given manhood ready-made. He has to build it by himself. This is both a blessing and a bane. It is a blessing because he is free to create himself; it is a bane because there is always the possibility he will die without ever having become a man." (Osho, Ch. 1.)
translated from Hindi : Prem Ke Pankh = "Wings of Love"

Amrit Kan = "Nectar Particles," previously translated with Wings of Love in Wings of Love and Random Thoughts.
Main Kaun Hun? = Who Am I?
Agyat Ki Aur = Towards the Unknown (now chapter 2 and 3).
(Hindi antecedent not known) = The Mysteries of Life and Death (now chapter 5).

notes  Details of when and where these discourses are from originally are scanty. Parts of Who Am I? are from Mar 1967 and Kullu Manali in Aug 1969 has been mentioned as a possibility. Amrit Kan is said to have been published before 1965, and Prem Ke Pankh sometime in 1969. Specific sources aside, the book is a collection of short and long extracts grouped thematically into six subject-chapters: Knowledge and Understanding, Truth and Science, Religion and Education, Thought and Vision, Life and Death, and Love and Happiness.
time period of Osho's original discourses/talks/letters
1967 to 1969?
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