日程-7 ベンメリア

5月15日
　アンコール・ワットの朝日行きも、この朝は寝坊！ドライバーのヴィソトゥに起こされる。前日に飲んだビールが効いたかな･･･
　それでもなんとか5時半に出発して、朝日には間に合う。この日は二番目に良い朝日だった。なんとか間に合ってよかった。

今日はベンメリアへ行くためトゥクトゥクではなく車で行く。　ベンメリアまでは約80km、1時間20分の道のり。
車で50ドル、一人ではかなり贅沢だろうな。　ホテルではよく、車代を割り勘で安くするためにベンメリア行きの同乗者を募集している張り紙があった。　途中の光景もおもしろい。牛車が通ったり、ブタをバイクで運んだり･･･

ここはアンコール遺跡の7日間券は使えず、別に入場券5ドル必要。　
このチケットを買う場所にずいぶん広くて新しい公衆トイレがある。全部洋式水洗でトイレットペーパーもあり。高級ホテル並みのレベル。　ちょうど「大」がしたかったところだったので助かったが･･･　ずいぶん不釣合いな感じで、なんでこんなでかい公衆トイレを造ったのかよくわからない。絶対必要ないだろ！　話によれば、ある大金持ちがこのあたりの土地を買い占めているらしいからで、道もその金持ちが舗装工事をしたとのこと。

　ベンメリアは発掘を途中で放棄されたままの遺跡で、「天空の城ラピュタ」のモデルになった場所らしい。　なるほど、遺跡に絡まりついている木の根などはラピュタの風景を連想させる。　
なんでも、ベンメリアは前日に大雨が降ったらしくて、昨日訪れた観光客は、内部は雨に濡れて歩くのが危険だということで、入り口までしか見ることができなかったらしい。　確かに内部は石の瓦礫の上を歩くので、濡れた石は滑りやすくなるので当然の処置だが、ここでもこの旅のラッキーさを感じた。
　遺跡の入り口では一人の男が待っていた。　チケットのチェックかと思ったらガイドである。　最初は断ったが、まあ人の良さそうな男だし、ガイド代を聞いたら「フュー(少し)」と言うので案内されるままについて行く。　まあガイドはあってもなくてもよかったけれど、それなりに助かったのでお礼に1ドル渡したらずいぶん喜んでいた。　たぶん多すぎたかも････