コナラク、スーリヤ寺院
2012年10月26日
スーリヤ寺院は既に多くの観光客が来ていた。そのほとんどがインド人のツアー客ばかり。外国人は私ひとりくらいだった。この寺院は大きな石彫の車輪が特徴だが、ここにもカジュラホの寺院のようなミトゥナ〜男女交合像が彫られている。ただそのほとんどは風化していて、質の高さではやはりカジュラホが一番優れている。ただ、このような寺院が創られた当時は、やはりタントラの教えがインド各地に広まっていたのだろう、と想いを巡らせる。
スーリヤ寺院は13世紀、 ナラシンハデーヴァ 1世によって作られた。スーリヤとはヒンドゥー最古の聖典「ヴェーダ」に出てくる太陽神の名前。使われた石の中に磁石が入っていて、それが航海の船の進路を狂わすことが発見のきっかけになった、という話がある。
ナート(ヌリッティヤ)・マンディール(舞堂)。屋根が失われている。
この前殿の左に本殿が建っていたと考えられているが、現在はその下層部分が残っている。