蜻蛉の滝
1998年10月31日
落差50m
蜻蛉(せいれい)とはトンボのこと。
21代雄略天皇がこの地に行幸の際、狩人に命じて獣を馳り、自ら射ようとしたとき、突然大きな虻(アブ)が飛んできて、天皇のひじに喰いついた。
ところが、何処からともなく蜻蛉(トンボ)が現われその虻を噛み殺したので、天皇が大いにほめたたえ、これより、この地を蜻蛉野(あきつの)と呼ぶことになった。
蜻蛉の名にちなんで、この滝を蜻蛉の滝と呼んでいる。
高さ約50メートル。飛沫は太陽に映じて常に虹をつくっていることから、この付近は一名虹光(にじっこう)といわれている。
蜻蛉の滝は古く万葉集にも記述されており、松尾芭蕉、本居宣長など著名人が多く訪れている。
川上村