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スピリチュアル雑記
 12月7日
宗教と宗教団体は違う。 宗教団体は、弟子・信者が作る。 
彼らはこう言う。 「この人(教祖)は偉い人だ。この人の言うことは真理だ。 あなたはこの人の言う事に従うべきだ。
これは絶対だ。 これ以外に救われる道はない!」 

そうやって、組織・規律が作られ、統制が取られてゆく。そこでは、個人の考え方は無視される。教祖の考え方だけが重要となる。
そうしなければ、団体を維持できなくなるからだ。つまり、そこでは個人は教祖の奴隷になる。これはすべての宗教団体に当てはまる。
だいたいの聖者はみんな、宗教組織を作ることに反対している。
もし、ある教祖が自ら組織を作っているのなら、それが、その教祖は偽者である、という証明になる。

聖者たちはみんな組織に反対している。しかし弟子・信者が組織を作っていく。
歴史的に、それが何度も繰り返されていく。そうやって、その教えは歪められて行く。宗教は権力団体に変わっていく。 

いま世間は、宗教嫌いな風潮があるが、正確には、宗教団体を嫌っているのだ。 宗教と、宗教団体とは違う。それを混同してはいけない。






 12月14日
精神世界、スピリチュアルの本で、これまでに入手不可能になったり、入手できても非常に高額になっているものが多い。
読みやすい本、とっつきやすい本などは売れやすいだろうが、専門的、基本的な知識の本は、どうしても固い内容で、難解で、とっつきにくく、ごく一部の人にしか支持されないので、売れ行きも悪く、廃刊になってしまう。そうやって、貴重な本が消えてゆく。

翻訳本では、まだ原本が取り寄せられるものは多い。だが、日本の出版界では、売れない本は消えてゆく。
どうも、ひとつのブームとしてしか捉えられないのだろうか・・・ 定着していない、頼りなさを感じる。

また、まだまだ翻訳し足りない本も多い。翻訳してほしい重要な本は一杯ある。読んでほしい本は一杯ある。
だが、採算が取れなければ出版されない。自分としても、微力だが、なんとかしていきたい・・・と思う。





 12月15日
霊の世界全体から見たら、人間の一生というのは、ほんのわずかの出来事だそうで、そこで起こる問題で、どうしようもないような重大な問題はひとつもない、と言われている。 
そして、現代の人間に、地球全体を破壊する能力はない、ともいう。地球は、霊的に見て必要な惑星だ。確かにそのレベルは非常に低いが、だから、霊的な修行の場として必要な星なのだ。つまり、地球は霊的宇宙全体から守られている。

たとえもし、地球が滅亡したとしても、霊自体は物質を超えたものだから、地球に住んでいた霊たちはすぐに他の星に住み移り、また同じ生活を始める。つまり、霊の質が変わらないかぎり、同じことの繰り返しになる。
地球のような星は、宇宙全体ではいくらでもある。現代宇宙学が見つけられないだけの話だ。地球が滅亡したとしても、代わりの星はすぐ見つかる。

私から見れば、霊の世界を知っている人が、地球滅亡を心配したり、そのことにこだわったりすること自体、おかしな話なのだ。
霊は物質ではないのに、なぜ物質にこだわるのだろうか? 霊の成長のためには、地球は必要な星なのだ。

2012年が近づくにつれて、地球滅亡説に騒ぎ立てる人が増えるかもしれない。まったく愚かなことだ。ただ、人の恐怖心を煽っているにすぎない。
霊の世界を正しく知れば、そういうことは全てデマであることがわかるはずだ。つまらない扇動に惑わされないようにしたい。










            2011年 12月 

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