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スピリチュアル雑記
 2月2日
霊界とコンタクトを取る人 = 霊媒 = 霊能者 の、方法にはいくつかの種類があるようだが、
共通していることは、自分の意志でそれができるのではなく、守護霊の働きかけでそれができる、というものらしい。

★代表的なのが、霊視
具体的なイメージが見える、というもの
ただ、そのイメージは象徴として現われるので、それが何を意味しているのか、どう解釈するかは、その霊能者自身の判断に委ねられる。

★霊聴....何者かの声が聞こえるというもの

★幽体離脱.....本人の霊が肉体を離れて霊界に赴き、その様子を伝えるもの  
スウェーデンボルグなどがその代表、他にスカルソープの霊界紀行もある

★トランス状態でのリーディング......本人が睡眠状態になって語るもの   
一番有名なのがエドガー・ケイシー 出口王仁三郎の霊界物語もこれらしい。

★霊媒を使って高級霊が語るもの
上のリーデングにも似ているが、大きな特徴は話し方、語り口調ががらりと変わる。
シルバー・バーチの霊訓がこれに当たる。
この霊媒であるモーリス・バーバネルは生まれる前から霊媒としての使命を持ち、そのための準備を受けている。
語っているのが高級霊ではないが、浅野和三郎の「小桜姫物語」もこれになる。

★自動書記
その人の手が本人の意志に関係なく勝手に動いて筆記をするもの その筆記をさせているのはその人に憑いている霊なのだが、特徴はその書くスピードがものすごく速く、しかも文章がまったく乱れたりしないこと。
代表的なもので、モーゼスの「霊訓」、スカルソープの「ベールの彼方の生活」、高橋信次など。

☆他の自動書記として、人間を介せず、ペンが勝手に動いて筆記するというものもある。

こんな大そうなものでなくても、ちょっとしたインスピレーション、直感や、胸騒ぎ、なども霊界からのメッセージと見られる。
ここで、いわゆる巫女と呼ばれる人がどんな方法で霊界とコンタクトをとっているのかは私としてははっきりわからない。
たぶん、霊視と守護霊からのメッセージのような言葉が複合的に伝えられるのだろうと想像しているが・・・。





 2月4日
単純に言って、霊とは肉体を持たない人間のこと。
 霊体になったことで、いままで理解できなかったことが解明されたりはするが、その霊自身の質は変わらない。
霊によっては輪廻転生を否定する者もいる。霊だからといって、すべてを知っているわけではない。
 霊体になったからといって、別に何か偉くなったわけでもない。

 日本での霊の通信を見てみると、日本を世界の中心であるかような見方をしているのがあるが、これも自分の国をひいき目に見たいという気持ちの表れ、とも取れる。 スピリチュアリズムの霊界通信はほとんどイギリスあたりのものが多いが、それらはやはりキリスト教の色合いが強く感じられる。

 生きている人間に比べれは、霊の持つその視野、世界観は広がるが、それでもその霊がこの地上で経験し学んできたことが基準になる。霊の器量は地上で学んできたことで決まる、とも言える。

霊界からの通信にはいろんなものがあるが、だからそのひとつだけを鵜呑みにすることには問題があると思う。
私たちには、その霊の程度(霊格)を判断する基準がわからないからだ。 幅広く見ていくことが大事だと思う。


★完全アセンション・マニュアル
 タイトルが気になったので、この本をAmazonで見てみた。その内容は・・・
キリスト、主マイトレーヤ、仏陀、サナート・クマラ、ジュワル・クール、ヴァイワマス、ババジ、パラマハンサ・ヨガナンダ、サイババ、、、 大勢のマスターたちを取り上げ、アセンションの真相を究明する。
 おもな内容は・・・ 創造の物語、 モナド、魂、人格、 地球レベルの七つのイニシエーション、 アセンションのテクニック
アンタカラナの構築、 死と死後体験、バルドの科学、 転生と転生のはざま、 秘教的心理学と十二光線
・・・と書いてある。

 中身は読んでいないがこれを見ただけでだいたいの内容は察知できた。というのも、ほとんど私の知っていることばかりだから・・・   この項目を見れば、この本の著者が神智学、トランスヒマラヤ密教をベースにしていることがわかる。アセンションなんて目新しい言葉を使っているけれど、その内容は非常に伝統的な神秘学を基礎にしている。

 何もそこに新しいものはない。これまで普通に神秘学を学んできた者にとっては、きわめて当たり前のことばかりの内容だ。
表現方法を変えてるだけ。






 2月5日
 終末論はもともとゾロアスター教から来ている。
 ゾロアスター教はペルシャで生まれた宗教で、教祖ゾロアスターはツァラトゥストラとも呼ばれる。その終末論は、世界が崩壊し、救世主が現われ、最後の審判が行なわれて、善人は救われ悪人は見捨てられるというありきたりのもので、それがユダヤ教に伝わり、黙示録へと繋がっていく。
 ゾロアスター教はベルシャの土着信仰ミトラ教を取り入れているが、このミトラが仏教の弥勒(ミロク)の原型といわれる。

 弥勒も仏教における救世主的性格を持っていて、56億7千万年後に我々を救済するらしいが、それだと今の我々にとってはどーでもいい話になる。
 ノストラダムスはカバラ信仰者と言われているが、カバラはユダヤ教の密教的部分であり、ユダヤ教はキリスト教やイスラム教の元でもあれば、西洋人の思想の底流にはユダヤ教の教えが染み付いていると考えられる。つまり終末論は西洋人の心の中にいつも巣食っているといえるだろう。それが現代ではアセンションという考えで、また表面化してきているといえる。
 これはやはりアトランティス崩壊の記憶が深いところに残っているからだろう。文明の元がアトランティスから来ている、という説を受け入れれば、そういうふうに言える。
 2012年アセンションの元はマヤから来ているし、またネイティブ・アメリカンのホピ族にも終末思想がある。
 秘教的知識からはどちらの民族もアトランティスの末裔であるといわれている。





 2月9日
 西洋は外向的、世界をどう見るか、どう変えるか、に視点を置く。そこから錬金術や科学が発達してきた。
宗教では神と人間との関係が焦点になる。神を信じる者は善、信じない者は悪、という単純な公式になる。
 東洋は内向的、自分をどう見るか、どう変えるか、に視点を置く。そこから内観、瞑想が生まれた。
仏教が神について説かないのは、神を否定しているからではなく、そもそも視点が違うので、神という概念を必要としなかったからだ。

 心霊科学は西洋から生まれた。
 スピリチュアリズムであれ、神智学であれ、みごとに霊の世界を体系づけている。しかし、そこで、ではどう生きたらいいのか、という命題に対しては、善いことをしろ、利己性を克服しろというありきたりのもので、あまり深くない。
 その点については、東洋・仏教の方がはるかに深く探求している。人間分析においても、西洋心理学よりかは仏教の方が深い。
 ただし、ここでいう仏教とはあくまでインドで発生した原始仏教の真髄を伝えているもので、日本の仏教に対しては、あまりそれは感じられない。

 これからは、西洋と東洋との融合が必要になると思う。その意味で、日本は非常に重要な場であるように思える。
 一見、宗教心があまり無いように見えるが、よく言えば、特定の宗教形態に囚われていないともいえる。柔軟とも言える。悪く言えば軽薄だが・・・ だから、東洋と西洋とのバランスを取るには最も可能性の高い国だと思っている。
 心霊知識から、この物質界と霊界との関係を知り、仏教から、自分というものを知る、この両方のアプローチが必要だろう。





 2月12日
 ユダヤについて調べてみたら・・・よく日本とユダヤがよく似ている、という指摘があるが、他の国もユダヤとの共通点が多いみたいだから、特に日本だけが、ということではないみたい。
 ユダヤ民族の歴史はまったく迫害・受難の歴史だ。それもイエス・キリストを殺した民族、という理由で・・・そのイエスもユダヤ人だったのだが。
 そのユダヤ人大虐殺をしたヒトラーの背後には仏教系の霊的秘教グループが働いていたというらしい。もともとは世界救済のためにヒトラーを使うつもりだったらしいが、どうもその働きかけを誤ったらしい。ナチスのシンボルであるカギ十字は仏教寺院の卍を裏返したものだ。ようするに霊団といってもいろいろあって失敗することもあるらしい。

 話しを戻すと・・・ユダヤ教に影響を与えたというゾロアスター教があるが、これは世界中の宗教に影響を与えているらしい。
で、シュタイナーによると・・・人間の霊的歴史をいくつかに分けていて

(1) インド文化期 ・・・物質界よりも霊界にばかり関心がむけられていた時代 
ヴェーダ、ウパニシャドなどの聖典はこの時代の霊的知識のほんの表面的、断片的なものでしかないらしい。

(2) ペルシア文化期 ・・・ゾロアスター教が生まれた時代で、逆に物質界へ関心が強められた。

その後、(3)エジプト期 (4)ギリシア期 を経て

 現在は(5)第五アトランティス文化期と呼ばれていて、AD1413年から始まり、AD3572年で次の文化期に移るらしい。
(なぜ1413年というふうに一桁台まで決められるのかは私にもわからない) だいたいひとつの文化期の長さは2000年くらい。
 この、それぞれの文化期の変わり目が、いわゆるアセンションと言ってもいい、意識の変革が起きた時期であって、これでいくと、この次の変革の時は約1560年後ということになる。 あくまでシュタイナーの説によれば、だが・・・
 




 ゾロアスターには二人の弟子がいた。ひとりはヘルメスで、もうひとりはモーセ。ゾロアスターはこのふたりに自分の分霊を移す。モーセから旧約聖書、そしてユダヤ教へと行く。
 ユダヤ教は救世主(メシア)を求める宗教で、数々の預言者が輩出しているが、この預言とは神の言葉を預かる、という意味なので、神とは高級霊という意味からも預言者とは霊能者であった。 その救世主のひとりがイエスだったが、シュタイナーによるとイエスは二人いた。
ひとりはナザレに住み、もうひとりはベツレヘムに住み、どちらの両親も父はヨセフ、母はマリアという名だった。

 このベツレヘムのイエスはゾロアスターの生まれ変わりだという。このイエスがエジプトへ行ったことでゾロアスターはヘルメスとモーセに移した自分の分霊を取り戻す。その後、ゾロアスターはベツレヘムのイエスからナザレのイエスに移ったため、ベツレヘムのイエスは12歳で死んでしまう。
 ナザレのイエスにゾロアスターの霊が移ると同じくして仏陀釈尊の霊もイエスに移る。つまりこの時点で、イエスの守護霊はゾロアスターと仏陀釈尊ということになる。 そしてイエスが30歳になったとき、キリスト(神)がイエスに降りる。このキリスト(神)は、シナイ山でモーセに十戒を授けた神と同じ存在という。

 イエスは当時の権威化し腐敗していたユダヤ教に反対して民衆のために教えを説いたので、ユダヤ教の権力者の反感を買って33歳で十字架に架けられるため、イエスの布教活動期間はわずか3年ほどだった。
 現在、このイエス・キリストは、人間の霊的成長を促す霊団の最高責任者として人間界に働きかけているという。シルバーバーチも霊界に戻っては、このキリストから指針を受けていたという。

 アセンションの思想の元ともいえるトランス・ヒマラヤ密教のジュアル・クール大師(チベット人)はイエス・キリストの肉体的再生を現代あたりにあると予言しているが、シュタイナーはそれを否定している。

 私から見たら、いまさらイエス・キリストなる人が現われたとしても、誰も聞く耳を持たないだろうし、相手にしないだろうと思う。
これだけ擬似宗教、擬似教祖が乱立している現代では、なにが真実かわからない状況だから・・・
 真実は自分の心の声にあるのだから、外的な教祖・救世主的存在に頼ることは非常に危険だと思う。





 2月15日
 私にとっては、いろんな本で学んだ結果、前世があることは疑いのないことなのだが・・・
 前世を知りたい、という気持ちに ??? を感じるところがある。前世に何を期待、あるいは何を求めているのだろう?ロマンチックなものを求めすぎていないだろうか・・・
 前世で生きた結果が、今のその人の姿なのだ。ということは前世も、今の自分とそんなに変わらない、ということだ。特別な自分を期待するのは無理だろう。

 人生は幸と不幸との繰り返しだ。悪いこと、嫌なこと、恥ずかしかったことなどは忘れたいのが人情だ。前世を知るということは、そんな嫌なことも全部思い出すということになる。いいことばかり、美しいことばかりではない。そういった、ネガティブな面も受け入れる用意がある人にとっては、前世を知ることは有意義だろう。この世のことだけでも十分なのに、それに上乗せして、前世のややこしい問題が余計にからんでくることなもなりかねない。めんどくさく、大変になる。人間関係もややこしくなる。今の関係が前世ではどうだったか、微妙な世界だ。よい関係ばかりとはかぎらない。

 過去のことを知らないで生きたほうが楽な場合もある。前世を知らない、ということは、ある意味ありがたいことでもある。
また、自分が見た(思い出した)前世が、本当にそうなのか、単なる自分の願望が創った妄想にすぎないのか、これも微妙だ。
その真偽を見分ける術を普通の人は持たないからだ。
 今の自分の人生を見つめれば、だいたい自分の前世がどうであったかは察しがつくと思う。








            2011年 2月 

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