紀元前5世紀頃 | チベット最初の王ニャティツェンポ王(伝説)。チベット土着信仰ボン教の定着。 |
紀元後5世紀後半 | ラトトリ・ニェンツェン王朝。 |
7世紀 | ソンツェン・ガムポ王朝。王妃・文成公主とティツンによって初めて仏教が伝わる。 大昭寺創建(チベット最古の仏寺)。 |
8世紀 | 704-754年
ティデ・ツクツェン王朝。本格的な仏教の普及がはじまる。「金光明経」がもたらされる。 754-796年 ティソン・デツェン王朝。古代チベット王国全盛期。 インド・ナーランダ大僧院学僧シャーンタラクシタが招かれる。 775年 チベット最初の国立仏教寺院サムイェ寺(ニンマ派)創建。 サンスクリット語経典のチベット語翻訳作業。 中国から禅が伝承。それまでのチベット仏教と対立。 中国僧摩訶衍(まかえん)とシャーンタラクシタの弟子カマラシーラとの法論。 |
9世紀 | ラン・ダルマ王による廃仏政策。仏教受難の時代。 |
11世紀 | 大訳経官リンチェンサンポ。チベット仏教の復活。無上瑜珈タントラ成立。 インドからアティーシャが招かれる。顕経と密教の統合。 ドムトゥン、カダム派創設。 ナロパ、インド密教行者ティロパに師事。後、マルパ、ミラレパ、ガムポパへと受け継がれていく。 キュンポ、マルパ ... カギュ派。 1073年 コンチョクギャルポ、サキャ寺創建。... サキャ派 |
12世紀 | 1189年 ツルプ寺(カルマ・カギュ派)創建。 |
13世紀 | サキャ派政権の時代。 |
14世紀 | プトゥン(1290-1364)。チベット大蔵経。 カギュ派系パクモトゥ派政権の時代。 ロンチェン・ラプジャムパ、ニンマ派の奥義「大究竟」書き記す。 ツォンカパ(1357-1419) によるチベット仏教の体系化。 |
15世紀 | 1409年 ガンデン寺(ゲルク派)創建(ツォンカパ)。 1416年 デプン寺(ゲルク派)創建。ダライ・ラマ5世までの歴代ダライ・ラマが住む。 1418年 パンコルチョエデ寺創建。チベット最大の仏塔パンコル・チョルテン。 1419年 セラ寺(ゲルク派)創建。 1447年 タルシンポ寺(ゲルク派)創建(パンチェン・ラマ)。 |
16世紀 | 転生活仏制度 |
17世紀 | 1645年 ポタラ宮殿造営(ダライ・ラマ5世)。 1670年 ミンドルリン寺(ニンマ派)創建。 ダライ・ラマ5世、チベット統一。 |
18世紀 | |
19世紀 | |
20世紀 | 1901年 河口慧海、最初のチベット入り。 1913年 多田等観、チベット・ラサ入り。ダライ・ラマ13世に謁見。10年間セラ寺でチベット仏教を学ぶ。 同時期、青木文教、矢島保治郎らもチベット入り。 1940年 ダライ・ラマ14世即位。 1950年頃より中国のチベット侵攻始まる。 1959年 ダライ・ラマ14世、インドに亡命。 1965年 チベット自治区成立。 1966年〜 文化大革命によりチベット寺のほとんどが破壊される。 |
チベット(仏教)の歴史