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音楽雑記 - 2014年

  

 
1月17日

 クラシック遍歴 1 〜モーツァルトとベートーヴェン
 好きな音楽のジャンルはけっこう広くて〜ロック〜特にプログレ、シンセ系、インド音楽、ケルト音楽、バロックなどだが、心の癒し・・・となると、やっぱりモーツァルトになる。
 最初にモーツァルトを聴いたのは、中学生の頃だったか・・・もちろん、一番有名な「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」だが、それ以上に魅かれたのが、ハフナー・セレナード。たまたま兄がこのレコードを持っていて、よく聴いたもので、特にロンドのこの曲が一番好きだ。

http://www.youtube.com/watch?v=i8spxIzW3BI

ただ、この頃は精神的に暗い時期だったので、モーツァルトは軽すぎて、ベートーヴェンばかり聴いていた。
特に聴いていたのがピアノ・ソナタ「月光」

中学時代はこんな曲を好んで聴いていた〜





 1月18日

 クラシック遍歴 2 〜ベートーヴェンのコンサート
 中学時代、最初に行ったコンサートが、ベートーヴェンのピアノ三重奏曲、スターン・トリオの演奏。
 曲や演奏者の内容はまったく知らず、ただベートーヴェンの音楽だ、ということで聴きに行った。

 次に行ったのが、クルト・マズア指揮、ライプツィヒ・ゲバントハウス・オーケストラで、
 ベートーヴェンの交響曲第3番と第6番。 
 当時は情熱的な音楽が好きで、心の唯一の支えだった・・・





 クラシック遍歴 3〜 初めてのオペラ鑑賞=ベルリーニ「ノルマ」
 クラシックの歌曲と言えば、なぜか学校ではシューベルトの「魔王」が第一に教えられる。
 「魔王」も決して悪くはないけれど、個人的には、あのような歌からクラシックの世界に入ると、クラシックが非常に堅苦しくて重い印象に感じてしまう。
 モーツァルトには、もっと軽くて愛らしい歌曲が一杯あるのに・・・
 で、私がクラシックの歌を、オペラとして聴いた最初の作品が、ベルリーニの「ノルマ」。
 1970年頃、NHK教育で二回放送された。私がこれに興味を持った理由は、舞台が古代ローマのようだったから。





 クラシック遍歴 4〜モーツァルト
 若い頃は軽すぎると感じていたモーツァルトに興味を持ったのは、映画「アマデウス」を見てから。
 全編がまさにベスト・オブ・モーツァルトのような選曲だが、特に印象的だった曲が、サリエリがコンスタンツェからモーツァルトのオリジナルの楽譜を見せられて、その完成度の高さに驚く場面に流れていたヴァイオリンのソロ曲。
 後で、これがヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲と知った。

 こだわり性の性格から、この10年後に、モーツァルトのCD収集を始める。
 どんな曲があるのか、どの演奏家がいいのか、その基準にしたのが、井上太郎の「モーツァルト・ガイドブック」
 井上太郎は他にも「モーツァルトのいる部屋」や「モーツァルトのいる街」など、多くのモーツァルトに関する本を書いている。

 その頃、仙台レコードというクラシックを主に扱っているレコード店を音楽雑誌の広告で見つけ、ほとんどこの店から通販でCDを買い集めた。
 で、ほとんど全ての作品を集めた。

 演奏家の選出は・・・
 交響曲は、「アマデウス」の中の曲の指揮者でもあるネビル・マリナーが好きだったが、全曲となるとマリナーではなかなか揃わなくて、トレバー・ピノック指揮の全曲集を購入した。
 ディヴェルティメントは、イ・ムジチか、アカデミー室内楽団のもの、ヴェーグの演奏もいい。
 ピアノ・ソナタは、内田光子。
 ピアノ協奏曲は、内田光子とジェフェリー・テイト。一番好きな23番から第三楽章
 ヴァイオリン・ソナタは定番としてグリュミオーとハスキル。
 ミサ曲は、ノイマン指揮によるもの。
 オペラでは、「イドメネオ」以降の作品は全てLDかVHSで持っている。やはり「フィガロの結婚」か「魔笛」がいい。





 1月19日

 昔、ドイツのケルンに行った時、なにげなくCD店でルネッサンス・リュートのCDを買った。
 何の予備知識もなく、ただルネッサンスの時代が好きなのと、リュートという楽器に興味があったので・・・
 ヨーロッパのCD店では、だいたいCDは買う前に試聴できる。内容を知って、気に入れば買うことができる。試聴だけして買わなくても、問題ない。
 ルネッサンス・リュートの代表と言えば、ジョン・ダウランド。

 同じ店で、バッハのリュートのCDも買った。ただそのCDジャケットの絵が好きだったので、その絵の現物には、後でヴェネツィアの美術館で出会うことになる。
 
 それまで、バッハの音楽はどこか近寄り難かったが、このCDの中のガボットを聴いてから、バッハにも興味を持ち始めた。





 1月20日

 モーツァルトと聞いて、子供っぽいとか、眠たくなる、と言う人がよくいる。私が、モーツァルトが好きだ、と言うと、よくそんな風に言われることが多い。ヴィヴァルディも、「四季」のイメージが強くて、それしか知らない人が多いのでは・・・ この二人の作曲家は、一般的に、なんとなく軽く、低く評価されているように感じる。しかし、モーツァルトのピアノ協奏曲第20番は、ベートーヴェンが手本にして学んだと言われている。

 また、ヴィヴァルディの「調和の幻想」からは数曲がバッハによってコピーされている。
 ヴィヴァルディ「調和の幻想」第3番 3楽章はバッハBWV978
たぶん、この二人が軽く見られるのは、その音楽が聞きやすいからなのかな・・・小難しい音楽の方が優れている、と思われているのだろうか・・・でも、専門家は評価するが、素人はバカにする、という図式が見えるな〜 逆に言えば、素人にはこの二人の作曲家の本質、というか素晴らしさはわからない、と言えるだろう。





 1月21日

 
バロック音楽にいつから親しむようになったのか・・・ だいたい、バッハが近寄り難かったから、それ以前の音楽はもっと堅苦しいのでは?という先入観を持っていた。中世、いわゆるキリスト教が支配していた時代だから、教会音楽、ミサ曲のイメージが強かったのだろう。
 たまたま、どこかでバッハのG線上のアリアを聴いて、こんな曲をもっと聴きたいと思い、ネット上でこんな類の音楽の紹介を問い合わせて、教えてもらったのが、マラン・マレのヴィオール曲集とビーバーのロザリオ・ソナタ。

 どちらにも感動した!なんと自由でワイルドな音楽か〜〜先入観は完全に壊された。バロック音楽の方が、バッハ以降の古典主義よりも自由に伸び伸びとしているように感じられた。それから、もっとバロックの音楽を聴きたいと思い、「古楽CD100ガイド」という本を手に入れて、それを頼りに買い集めた。この本は優れもの。

グレゴリオ聖歌や、パーセル、モンテヴェルディなどは知っていたが、この本で初めて知ったのが、モンセラートの朱い本
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン、デュファイ、コレッリ、クープラン、テレマンなど・・・
まだほんの一部しか知らないが、バロック〜古楽の世界はのめり込むと面白い世界だ。





 2月1日

宮下富実夫はヒーリング・ミュージックの第一人者。もともと、若い頃は「ファー・イースト・ファミリー・バンド」というプログレ系のロック・バンドのリーダーだった。そのバンドには喜多郎も所属していた。

宮下氏のCDは初期のもので15枚持っている。ファー・イースト時代のLP「NIPPONJIN」も持っている。
 
昔、奈良の飛鳥の里、石舞台古墳の公園でのコンサートも聞きに行った。

そんな宮下氏は2003年に肺ガンで亡くなっている。54歳の若さだった。その彼の最期の様子を、先に紹介した地球人スピリット・ジャーナルのブログで知った。

それによれば・・・『最初、左肺上部にできた1センチほどの小さなガンは、痛みもなく、その時点で「切除」してしまえば、延命できた可能性はゼロではなかったようだ。しかし、彼は、「やっぱり俺手術は出来ないよ。だって、ヒーリング・ミュージックを人に啓蒙しているんだから、ここは率先して癒しの力に賭けてみるよ……」と言った、とされている。それから1年半の闘病だった。』・・・と書かれてある。

彼の著書「リズム絶対主義」の中では、こうも言っている。「西洋医学では身体にどこか悪い部位があった場合、単純にそこを切除してしまいます。 医食同源に基づく東洋医学では、悪いところがあるのはその原因があり、それをたどっていかなければ完全に治らないと考える。ですから、食事療法などで「極陰」や「極陽」ではない「正道」に身体をもっていかなければなりません。」

わかるけど・・・ 彼に近しい友人も、彼に現代医学の手術を受けることを勧めたらしいが、彼のポリシーというか、プライドがそれを受け入れられなかったのだろう。「癒しの力に賭けてみるよ……」

複雑な思いにかられた・・・




   
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