音楽の部屋
日記TOP
2011年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
音楽雑記 - 2011年
6月17日
最近、また
クラウス・シュルツ
の音楽をよく聴いている。
世界的なシンセサイザー奏者の代表であるシュルツだが、最初にシュルツの音楽に出会ったのが19才、(36年前)
京都にいた時、ロック喫茶で聴いた彼の最高傑作「タイム・ウインド」 いままでに聴いたことのない世界で、すごい衝撃と興味を持った。
だいたい、シュルツの曲は一曲の時間が20分から30分くらいある。LP片面が一曲。この曲は気楽に聴ける曲ではない。自分にとっては恐ろしい音楽だ。
Klaus Schulze - Timewind
Bayreuth Return
もともとシュルツは初期のタンジェリン・ドリームというグループにいたが、後に脱退する。
タンジェリン・ドリームの曲で一番好きなのがこれ
Tangerine Dream -
Stratosfear
日本でシンセサイザー音楽といえばやはりシルクロードで有名な喜多郎だろう。喜多郎ではアルバム「古事記」から「
祭り
」という曲がいい
喜多郎はもともと日本のプログレ・ロックの草分けとも言えるファー・イースト・ファミリー・バンドというグループにいて、このバンドをプロデュースしたのがクラウス・シュルツである。そしてこのファー・イーストのリーダーだったのが、今はヒーリング・ミュージックの代表格である宮下富実夫
FUMIO MIYASHITA-
Healing Dance-track 2
ファー・イースト・ファミリー・バンド
Far East Family Band -
The Cave
この音楽が出たのが、上のシュルツのタイム・ウインドと同じ1975年。この1970年代中期の音楽が私にとっては一番おもしろい。
6月18日
最初に聞いたロックがキング・クリムゾン。
高校生の時、それまではベートーヴェンばかり聴いていて、ロックは低俗な音楽だ、と見下していたので、
・・・・実はその後ロックバンドのボーカルをやるのだが・・・・
同級生が私にキング・クリムゾンのLPをくれた。只で3枚も。「ポセイドンの目覚め」「リザード」「アイランド」
この3枚のLPが私にとって、初めて聴いたロックだった。
ストーンズやツェッペリン、クリームなどはその後に聴き始めたので、私にとってロック・ミュージックとは、キング・クリムゾンのような音楽であった。
これがその後の自分の音楽の趣向を決定してしまったような気がする。
キング・クリムゾンにおいても、この3枚のLPが最高傑作だと思っている。
LPジャケットもいい。特に「リザード」Lizard は最高に好きで、これがケルトの美術に惹かれるきっかけになった。
こういうジャケツトの美しさはCDでは絶対に味わえない。
I
n The Wake Of Poseidon
"Lizard (
Prince Rupert Awakes
)"
"
I
slands
"
6月19日
ブライアン・イーノも1975年頃からよく聴いた音楽で、一時期は完璧にイーノの世界にはまり込んでしまった。今でもこの人は天才だと思っている。
ロキシー・ミュージックからソロになり、他のミュージシャンと組んで実験的な音楽をやり、〜特にキング・クリムゾンのロバート・フリップとのものが好きだが、後に、アンビエント・ミュージック (環境音楽) なるシリーズを創りだしていく。
アンビエントの後期、1980年代あたりまでが私としてよく聴いていた時期で、それ以降のイーノは、当時の自分としてはかなり空気のような音楽に感じられて、(それがイーノのコンセプトでもあるのだが) 少しついていけなくなっていった。 ただ、今また聴き始めると、またのめり込みはじめそうになってきている。
とりあえずは、イーノの音楽の中でもミニマルっぽいものを〜。
ミニマル・ミュージックとは、短いフレーズを単純に繰り返す現代音楽の手法(らしい・・・?)
ミニマルとは最小限度という意味らしくて、ミニマル・アートというのもある。BGMとして聴くにも心地いい。
Brian Eno -
Here Come the Warm Jets
Brian Eno -
By This Rive
r
Brian Eno -
On Some Faraway Beach
イーノから離れてミニマル・ミュージックの他の音楽で好きなのが現代音楽のフイリップ・グラス
"
North Star
" by Philip Glass