ヴィーナ VEENA
UD 001
Z.M.
DAGAR
(カセットテープ)
Raga Ahir Bhairav
Raga
Malkauns
A 6131
Great Masters of
the
Rudra-Veena
Raga Pancham Kosh
1987年
ウスタッド・ズィア・モヒウッディン・ダガール Ustad Zia Mohiuddin DAGAR
★こちらはルードラ・ヴィーナという北インドの楽器。これの演奏者はインド本国でも2、3人しかいない。
D5CI5016
VEENA
PADMASHREE
DR.
EMANI
SHANKARA SASTRY
全演奏時間 62:26
1993年
SICCD 015
CLASSICAL by
GAYATHRI
全演奏時間
72:17
1991年
軽快でリズミカルな音楽
ガヤトリ Gayathri
VICG-5038
MISIC OF THE VEENA
U ヴィーナの女王
2台のヴィーナとムリダンガム(打楽器)による演奏
1989年
ラージェスワリ・パドゥマナバーン Raajeswari Padmanabhan
1989年9月10日、奈良の元興寺極楽坊という寺で彼のコンサートがあった。インド音楽の生の演奏を聞くのは初めてであったが、音楽との不思議な一体感を感じた。特にヴィーナの音は深い。左上のLPのジャケット裏に小泉文夫氏によるヴィーナの解説があるが、名文なので抜粋を下に記する。
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ちょうど日本の三味線や北インドのシタールと同じように、南インドで最も重要なリュート属の撥弦楽器はヴィーナである。シタールよりも重くしかも渋い音がこの楽器の魅力であり、また欠点でもある。マイクなしで大きな演奏会場に響かせることは無理である。したがってヴィーナの独奏は、商業ベースの音楽会で聴くことは極くまれで、普通は音楽家の家庭とか、小さなサークルで限られた仲間がその深い表現を観賞する。
南インド音楽には、ヴィーナの演奏で代表されるような、渋くて冷静で、しかも人を深いところで感動させる特徴がある。北インドのシタール音楽は、初めて聴いた人でもすぐに夢中にさせる輝かしさがあり、また人間らしい感情のほとばしりや、これでもかこれでもかという押しつけがましさがある。しかし南インド音楽はそうではない。
この音楽的表現の南北の違いは、やはり北インド音楽が13世紀以後、イスラム文化の強い影響を受けたことにその主な原因があるだろう。北インドを支配したイスラム王朝の統治者たちは、必然的に人間らしい表情、世俗的欲求を音楽の中に持ち込んだし、音楽家の社会的身分の分化発達は、技巧の追及やその自己表出を促した。
これを音楽の発達とよぶなら、たしかに南インドでは、音楽の創造がいつまでも僧侶の手におかれたままであった。生活の苦労も、技巧の自己顕示もそこには欠けている。そして宇宙論的世界観や客観的普遍性が、人間的感情や個性的表現よりもはるかに優先している。だから哲学的で超越的てはあるが、また同時に古代的とも云える古めかしさも持っている。これを音楽の停滞とよぶ人はそう呼んでもかまわない。しかし、日本の雅楽の美しさが、能や三味線音楽で置き換えることのできないものであると同様に、南インドのバラモンが主体となって作り出した音楽文化は、その渋い音色のヴィーナとともに、やはり世界に2つとない貴重な存在なのだ。
ナゲシュワラ・ラオ自身もこう言っている。「われわれにとって、日本の箏や尺八の音楽は外国音楽の感じがしない。あまりに太いきずなで結ばれているので、南インドと日本とは文化的に共通した基礎に立っているとさえ云えるのではないか」
GT-5003
REFLETS DE L'
INDE
南インドの音楽
ナゲシュワラ・ラオのヴィーナ
(LP)
1973年 ヴィーナ独奏。
南インドの音楽に対する興味とジャケットのラオの写真に惹かれて買った。所有するインド音楽の中で最も愛し、大切にしている一枚。
◎プロフィール
1926年12月20日アンドラ州生まれ。ベータラージャ・ラオ、シヴァナンダム、カリアナクリシュナ・バーガバタール他を師とし、正統的な南インド音楽を学ぶ。
NADA 11010
マノダルマ
ライヴ
Kriti:Sugunamule
Kriti:Janani
Ninnuvina
Kriti:Ninnuvina Gatigana
Javali:Vaddanine
全演奏時間
68:43
1990年
ナゲシュワラ・ラオ
Nageswara Rao
ヴィーナは南インドの楽器。シタールに比べて音色は太くて重い。