神社

奈良

奈良

神社

若宮

弥勒堂

拝殿

伊弉諾尊・伊弉諾冉尊を祀っていた福貴寺の神宮寺。明治初めに神仏分離で独立、森垣内の小森神社と栗坪垣内の三十八社神(子守神社)を合祀して福貴大字全体の氏神となる。明治25年(1892)の明細帳には「或云白山大神」とみえる。享保14年(1729)奉納の慈尊山白山大明神の湯釜が伝わる。
白山神社周辺が福貴寺の跡で、慈尊山福貴寺と号し、法隆寺の高僧「道詮律師」の隠居寺として栄え、盛時には六〇坊を数え、境内奥に、中ノ坊・西ノ坊等の塔頭跡が残る。
弘法大師とも信仰があつく、伝燈大師と号して南都七大寺僧綱を兼ね、荒廃した法隆寺夢殿の再建を果たした。その功績から律師像(塑像:国宝)が夢殿の本尊脇に侍している。隠居後も、法隆寺の学僧等の請いを受けて毎年夏期に百ヶ日間三経を講じに往来し、民衆からは「福貴の道詮」と呼ばれて厚く慕われた。境内奥に近世の供養墓が祀られている。

2009年5月25日

奈良県生駒郡平群町福貴1551

白山神社

★地図

御祭神 - 伊弉諾尊 (いざなぎのみこと)  伊弉冉尊 (いざなみのみこと)
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