寺院 

寺院

奈良

2009年5月24日

奈良時代の大安寺は東西2基の七重塔をはじめとする大伽藍を有し、東大寺、興福寺と並ぶ大寺院で、「南大寺」の別称があった。
南都七大寺のなかでも、七重塔が建っていたのは東大寺と大安寺のみである。
奈良時代の大安寺には、東大寺大仏開眼の導師を務めたインド僧・菩提僊那をはじめ歴史上著名な僧が在籍し、日本仏教史上重要な役割を果たした寺院であった。
しかし、平安時代以後は徐々に衰退し、寛仁元年(1017年)の火災で主要堂塔を焼失して以後は、かつての隆盛を回復することはなかった。
現存する大安寺の堂宇はいずれも近世末〜近代の再建であり、規模も著しく縮小している。
奈良時代にさかのぼる遺品としては、8世紀末頃の制作と思われる木彫仏9体が残るのみである。

大安寺旧境内
高野山真言宗の仏教寺院。本尊は十一面観音。開基(創立者)は聖徳太子と伝える。
南都七大寺の1つに数えられ、奈良時代には東大寺、興福寺と並ぶ大寺であった。
奈良市大安寺2丁目18-1

大安寺

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