天狗党

天狗党が監禁されたニシン倉  福井県敦賀市

彼らを蝦夷から運ばれる肥料用の鰊(ニシン)などを入れておく小屋16戸に押し込め(蔵1棟に50人ずつ)窓にはすべて板が打ち付けられた。食事は日に握り飯を二つずつしか与えなかった。衣服はとりあげ、下帯までとり あげ、素っ裸にして押し込んでおいた。 2月1日より尋問が始まり8日で終わった。判決があって、敦賀の町はずれの 来迎寺の野原に3間四方の大穴を五ヶ所掘り、これに武田耕雲斎以下幹部級24人を連れ出し、ことごとく首を刎ねて死骸を放り込み、さらに次は 134人、その次は102人、ついで76人、16人、総計352人の同志をことごとく斬首して、その穴に放り込んだ。  (「竜馬がゆく」 6巻P103-104)
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