風呂場

京都幕末維新史跡

坂本龍馬

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おりょう

寺田屋 (京都市伏見区)

材木小屋の内部

寺田屋から脱出した龍馬が一時的に避難した材木小屋

 薩長同盟成立から程ない1月23日、龍馬は護衛役の長府藩士・三吉慎蔵と投宿していた伏見寺田屋へ戻り祝杯を挙げた。だがこの時、伏見奉行が龍馬捕縛の準備を進めていた。
 明け方2時頃、一階で入浴していた龍馬の恋人のおりょうが窓外の異常を察知して袷一枚のまま二階に駆け上がり二人に知らせた。すぐに多数の捕り手が屋内に押し入ったが龍馬は高杉晋作から贈られた拳銃を三吉は長槍をもって応戦するが、多勢に無勢で龍馬は両手指を斬られ、両人は屋外に脱出した。
 負傷した龍馬は材木場に潜み、三吉は旅人を装って伏見薩摩藩邸に逃げ込み救援を求めた。これにより龍馬は薩摩藩に救出された。寺田屋での遭難の様子を龍馬は12月4日付の手紙で兄権平に報告している。

危険を察したおりょうが駆け上がった階段

寺田屋事件

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