6月 1日

 数日前に昔のサニヤシン友人からハガキが届く。昔、福岡で一緒にセンター活動をしていた仲間で、今は広島に住んでいる。
 その便りで、「炎の伝承 1」がいい本で、20年前に読みたかった、友人に勧めたい、と言ってきた。特に下ネタのジョークがないのがいい、と・・・?


 確かに、それに比べたら「アティーシャの知恵の書」は異常に下ネタのジョークが多かった。この講話の翻訳ではジョークの翻訳に苦労したのを思い出す。
 ヒンディー語からの英訳書にはジョークはない。ジョークは完全に西洋人のためにある。


 この友人は今でもネットのたぐいは使っていないらしい。だから連絡もメールではなくハガキだ。そして、「炎の伝承 2」の出版はまだか?と尋ねてきた。既に2年前に出版されているのだが、その情報が伝わっていない。確かに、ネットを利用していなければ、Oshoの新刊の情報はどこから手に入れられるのだろう?
 それが逆に新鮮に感じられた。




 6月 4日

 Oshoの本に興味があり、英語ができて、時間的に余裕のある人は、市民出版社の出版ワークに参加していただければありがたい。
彼らはほんの数人でワークをしているので、常時人手不足の状態だし、なかなか長続きする人は少ないらしい。
 基本的にボランティアになる。ワークの内容は主にリバイス〜翻訳文の点検・見直し、になる。翻訳ファイルは郵便やメールでのやり取りになるので、居住地が遠距離でも問題はない。
 関心がある人はぜひ市民出版社に連絡してほしい。




 6月 7日

 Nowhere to Go but In を翻訳しながら改めて感じたことだが、Oshoが言っていることは極めて当たり前の真っ当な事ばかりだ。この講話は特に内容が深い。現在は翻訳の見直しの段階で、数日おいて見直すことでいろいろなミスがわかり、より適切な表現をすることができるようになる。あと2週間ほどで終われそう・・・



 6月 8日

 Nowhere to Go but In の5章から〜

 「
外向的な人は宗教的になることができない。だが外向的な人はいわゆる宗教的な世界で成功している。内向的な人は宗教的になることができるが、彼はいわゆる宗教的な世界で失敗する。これは非常に奇妙だ!これは宗教の名をもって一緒に集まる群れが外向的な人のグループであることを意味している。

 単純明快!ただただ納得!それで内向的な人は新興宗教団体の教祖〜外向的な人〜に騙され、搾取されるのだ。このパターンは昔から変わらない。宗教的でない人ほど宗教団体を作りたがる。だから宗教団体が宗教的でないのは当然であり、だから宗教団体は単なる権力闘争にしかならないのだ。


 5月20日の日記で、The Perfect Way を翻訳リストに加えたいと書いたが、これはすでに市民出版社側で他の人によって翻訳が進められている。

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 翻訳に必要なこと・・・・、英語力はもちろんだけれど、それ以上に日本語の表現力が必要だろう。ちなみに私はどちらも自信がない。最初は本当に中学生レベルの英語力で翻訳を始めたから、非常に誤訳が多かった。
 ただ、それ以上に必要なことは、根気だろう。最期までやり遂げること。翻訳はコツコツと地味なワークであり、私にとってはそれが性に合っていたから続けているのだろう。続けてきたから、英語力も日本語力もそれなりに上達してきたと思う。

 まさに、継続は力なり、だ。

 今、朝の7時から夜の10時まで翻訳をしていて、1冊を訳するのにだいたい3、4ヶ月かかっている。頭は疲れるし、1日中PCに向かっているから目も疲れる。座りっぱなしだから腰にも悪い。体調管理には気をつけなければならない。


 他の翻訳者の翻訳ペースなどは、それぞれの本の後書きによく書かれてあるが、だいたい1冊に1年くらいかかっている。これをもし職業としてやるとしたら、1冊の翻訳で1年間暮らせるのか?普通のサラリーマンの年収が得られるのか?ということだ。時間がかかる割りにはそれに見合う報酬は期待できないだろう。実際問題、翻訳を職業とする人は少なくなっているらしい。
 Oshoの翻訳に関してはなおさらだろう。ボランティアなのだから・・・・。よほどこのワークが好きか、やりがいを感じていなければ、長続きは難しいだろう。翻訳を途中で挫折したケースを市民出版社からもよく聞いている。




 6月10日

 ヒンディー語講話からの英訳書で最新のものは2016年に出た Three Steps to Awakening 〜目覚めへの3つの段階〜だ。タイトルに惹かれる。講話時期は1965年。全4章で、123ページ。とても短い。分量的にはとっつきやすい。
 

 他にも同年に出された Keys to a New Life は全7章で178ページ。新刊の英訳書はページ数が少ないものが多い。 私がいずれは訳したいと思っている Gita Darshan は1巻が594ページ、2巻が352ページ。段違いに多い。
     

 ちなみに現在翻訳している Nowhere to Go but Inは、1996年版で373ページ、2008年版で378ページ、2014年版で448ページとなかなかの分量だ。3版も出ていることから、この講話の人気の高さが感じられる。
  1996年   2008年   2014年

 そしてぼちぼちと翻訳を進めている Krishna: The Man and His Philosophy は1985年版で841ページ、以後、1991年、1997年、200年と4版を重ねているが、いずれも850ページもの大作だ。この講話が4版も出ていることに興味がある。
  1985年   1991年   1997年   2000年



 6月12日

 玉川信明という人がいた。1930年生まれの社会評論家で、2005年に75歳で亡くなっている。彼は晩年にOshoに傾倒し、社会評論社から4冊のOshoに関する本を出している。

「和尚の超宗教的世界-トランスパーソナル心理学との相対関係」2001年4月。
「和尚、禅を語る」2002年2月。 「和尚、性愛を語る」2003年2月。 「和尚、聖典を語る」2003年12月。

 これらの本が出た頃は、この玉川氏は70歳を超えている。それまでけっこうアウトロー的な評論の仕事をしてきたような彼が、70歳過ぎになってOshoに惹かれたというのが興味深い。この4冊の本は彼が当時出版されていたOshoの邦訳書を全て読んで、それを彼なりに抜粋し編集したものらしい。基本的にこの行為は版権違反に当たる。

 玉川氏はこれらの本を出す前に一度サクシン瞑想センターを訪れていた。Oshoの本の編集本を出したいのでその了承を得るためだったらしいが、一応禁じられているということで断られたらしい。それでも出したのが上の4冊ということになる。
 講話のエッセンスということで、主要な内容は読み取りやすいだろうが、講話の全体的な流れ・味わいは失われる。これは編集本の特徴であり、たとえ禁じられているとはいえ、最近の山川氏が翻訳している「喜び」や「勇気」「直観」なども原書においてはこれらと同じものである。
 Oshoが何を言おうといているのかを手っ取り早く知るためには手ごろな本であり、私個人もこれらの本は悪くないと思っている。
 これからOshoが認知され、オリジナルの講話本を読み始めるきっかけになれればいい。ただ、この4冊がそのような役割を果たせたかどうかは知らない。


 「和尚の超宗教的世界- 」で玉川氏はこう語っている〜

 「言いたいことのただ一点は、この書は私個人の人生上の問題はあれ、これだけガッツのある天才的宗教家を世に紹介したいという思いばかりのものである。あとがきにも触れたように、これだけの神秘的で偉大な人物を日本の知識人たちはまったくと言っていいほど、無視し、マスコミ上にもとりあげられないというのは、知識人の怠慢というよりも悲劇である。
 ・・・そのうちに日本には当人の紹介もないことだし、本にしたいと思いだした。Osho自身イギリス人ジャーナリストにまとまった小冊子カテキズム(教義書)を作ったらと勧められて、彼は強烈に断っている。要するに『私のカテキズムなんぞつくる奴は愚か者だ。できるわけがない』といった記事である。『私には千と一つの矛盾があり、(グルジェフに習ってか)意図的な矛盾もかなり講話している』というし、第一講話本が六百数十冊も出ているのに対し、私は70冊あまりの邦訳しか読んでいない。
 そう考えると内心はやはり無理かなとも思った。しかし一つにはそれまでの自分の研究範囲に区切りがついたこと、もう一つはインド人の人生観である三住期(本当は四住期)に習って、自分も晩年の第三住期にとうに入っていることに気づかされた。三住期というのは、生涯を三つに区切って、最初の三分の一は学びの学住期、真ん中の三分の一は労働と扶養の労住期、最後のそれは森林に引退して生涯を振り返る林住期とするものである。
 まず全体の七割くらい読んだ時点で、バグワンの思想のキーワードになる言葉を思いつくままにメモしていった。そうすると確かにヒントは錯綜していえ、全体で、何と60数個のワードが浮かび出てきた。これには悲鳴を挙げた。しかしこれで放てなるかと、悪い頭をひね繰り返してひね繰り返ししていると、例のKJ法に思い至った。それで早速、全キーワードのグルーピング(類似項目)化に乗り出したのだが、いくつグルーピング化を試みてもうまく収まりきれない。
 その意味では英訳は愚か、瞑想にも大して打ち込んでいないのにと、関係者の間からは不快感が聞かれそうな安配であるが、何しろ以上述べたようにこの書はひとりでに出産できた本なので、その辺はご了解願いたいと思う。」

 読んでもわかるように、本人もOshoの教えをコンパクトにまとめることが無理であることを承知でこれらの本を出している。
 私個人の趣味としては「和尚、秘教を語る」、「和尚、神秘主義を語る」というような本を作りたい。



 
6月20日

 Nowhere to Go but In の翻訳がようやく完了した。翻訳が終わった後の達成感と解放感はこれまでで一番大きいかもしれない。それだけ翻訳に苦労した。たぶんこれまで訳した講話の中では一番難しかったと思う。それだけに内容も濃くて深い。
 2月から翻訳を始めたから4ヶ月と3分の2かかった。明らかにそれまでの翻訳よりかはペースダウンしている。分量的にも多く、多分600ページくらいになるだろう。全16章で、各章のページ数も多く、そして各章の中に必ず翻訳不能な一文が出てきて、それを考えるために1〜2時間を費やすこともたびたびあった。

 これは市民出版社が22年前に他の人に翻訳依頼していて完成できなかったもので、理由はその翻訳者曰く「翻訳しずらい。内容がわかりにくい。」というもの。その気持ちがよくわかる。

 22年前といえば1995年、オウム真理教が強制捜査を受け、サニヤシンもオウムの一味のように報道された頃だ。私はこの頃からOshoの世界に関わらなくなる。市民出版社はその3年前に出来たばかりで、よく20年前に他の翻訳者に頼みながら完成しなかったものを私が翻訳することが多かったが、ようするにこの頃はいろんな人が市民出版社の依頼で翻訳を進めていたということになる。それらのほとんどは完成されなかった、ということだろう。
 たまたま私が訳した「死ぬこと 生きること」や「超越の道」などは、私が訳したくて選んだものが、偶然にも過去に市民出版社によっても翻訳を進められていたものだった。だがこのNowhere to Go but In は、過去に別の翻訳者が関わって完成しなかったことを知ってあえて始めたものだ。

 ヒンディー語からの英訳講話は、内容は深いが訳しづらい。

 しかしこの講話は、内容的に見ても早く出版してほしいものだが、翻訳した順番に出版されるなら、早くても5年以上先になるだろう。



 
6月22日

 Osho The Luminous Rebel の校正原稿よりも Beyond Psychology のリバイス原稿が先に届いた。Beyond Psychology は来年出版の予定らしい。
 その原稿の多さに我ながら驚いた。自分で翻訳したものだが、こちらから送る時はワードのファイルだから、それを紙にプリントしたものは出版社から送られたもので初めて見ることになる。紙にしたものとしての実感がない。これで約400枚、本にして2冊分になる。Beyond Psychology はワールド・ツアーのウルグアイでの講話3部作の一つで、既に「神秘家の道」「炎の伝承」と出ていて、それで最後、完結となる。講話の時期としてはこれが一番早い。

 

 今回は、ざっと見た感じだか、あまり修正箇所は見当たらない。
 Osho The Luminous Rebel の校正作業の進行状況はまだ3割くらいらしい。この分だと7月出版も危ういかもしれない。
 現在はOsho Times 53号の一部を翻訳中。特にジョークの項目の翻訳は私に任されている。

 翻訳の気分転換には、なるべく外に出て目と頭を休めるようにしているが、音楽を聴くことも多く、特に最近はPerfumeばかり聴いている。
 特にこの曲〜 「NIGHT FLIGHT」、「Handy Man

 ただ、気分転換だけで済まずに夢中になってしまうことが多い〜〜



 
6月27日

 Beyond Psychology のリバイス・チェックは、やはりしばらくして見直すと日本語の表現やら誤訳などでおかしな箇所が見つかりだしている。これは全部で44章だから、これだけで1ヶ月くらいかかるかもしれない。
 他の人の翻訳進行状況というのは、基本的に時間が少ないようで、1冊翻訳し終えるのに3年から5年かかるらしい。それと、Oshoの翻訳は必ずチェックをいけなければならないが、それが出来る人が少ないらしい。時間不足と人手不足の状況・・・、あと、後継者不足も・・・
 ただ、角川書店から出ている山川氏が翻訳したOshoの本〜新刊の「創造性」など〜はチェックが入っていない様子・・・。明らかに山川氏はOshoを知らないことがわかるような言葉の表現があるらしい。サニヤシンなら誰でもわかってそうな言葉を山川氏は知らないということだ。

 Osho The Luminous Rebel (Oshoの伝記) は、やはり7月出版も無理の様子。校正に時間がかかっているらしい。ただこれは版権がOIFではないため表紙にOshoの写真を載せられるとのこと。それでも版権取得にはずいぶんお金がかかったらしい。



 
6月30日

 Beyond Psychology のリバイス・チェックは長くかかりそうだな。ちょうど2年前に始めた翻訳のチェックだが、その全体の前3分の1は以前にOshoTimesに連載されていたものを借用していたが、やはり他人の訳文は個人的に違和感があって受け入れられない。それで見直す部分が多くなる。
 もともとは市民出版社がOshoTimesに連載されていたことを踏まえて残りの部分を数人の翻訳者にやらせてしたのが、訳文の統一感がなく、なかなか進まなかったため、私が自ら翻訳を買って出たもので、自分で選んだものなのだが、どうも個人的にはこういう作業は苦手だということがわかった。
 まあ、出版は来年の予定らしいから、ぼちぼちやればいいだろうけれど・・・。






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