3月2日

 「サイレント・エクスプロージョン」は2月27日に完了。
「炎の伝承 2」41〜46章の校正・見直しを昨日より始める。入稿は3月半ばの予定。まだ誤訳や意味不明な文がある。

 Oshoの講話本をテーマ別に分類したサイトがある。 English Osho books
 この中で興味があるのが、Esoteric ScienceとLife and Deathの項目。このそれぞれの項目に挙げられている講話が、 その内容を含んでいるという意味なので、これからの翻訳の助けになる。

  「Esoteric Science 秘教科学」では、既に邦訳された本で「神秘の次元」「隠された神秘」「未知への扉」「秘教の心理学」 があり、未訳本では「Beyond Psychology」「Beyond Enlightenment」「The Eternal Quest」 「Sun of Consciousness (Nine Sutras)」「The Work Is Love Made Visible」が挙げられている。 
 最後の「The Work Is Love Made Visible」だけがよく知らない。ヒンディー語講話「Anant Ki Pukar」(1967年)からの英訳で、 第一章にA Gathering of Friendsの講話があり、これはOshoが自分のワークを始める抱負、ビジョンを語ったもので、1967年12月23日、インド・Lonavalaでの講話。ヴァサント・ジョシによるOshoの伝記「Osho: The Luminous Rebel」で最初に紹介されたもの。

  「Life and Death 生と死」では4冊が挙げられていて、邦訳された本では「死、終わりなき生」「死ぬこと 生きること」 「死についての41の答え」があり、未訳本では「Message beyond Words」「Zen: Zest, Zip, Zap & Zing」がある。 
 そしてこの「Message beyond Words」も初めて知った本だ。情報によればカタ・ウパニシャッドを基にしたヒンディー語の講話からの英訳で、ラジャスタン、マウント・アブでの瞑想キャンプでの講話となっている。時期的に見ると1968年から1970年頃になる。既に3版が出ていて、初版が1999年、その後2008年、2010年と出ている。

 これも興味深い講話なので、ぜひ訳してみたくなり、さっそくアマゾンより880円で購入した。不思議なのが、アマゾンには同書が2冊出品されていて、もう一方の価格は24,873円!当然安い方の880円で買ったが、この値段の開きは何だろう?定価は35ユーロ(約4,700円)となっているが、既に入手困難な本なのかもしれない。
 この情報の基となったサイトはSannyas WikiのCategory:Translated First Editionsから・・・  このサイトは非常に興味深い。



 
3月7日

 Oshoの年代順講話ワークがほぼ完成する。ネットのSannyas Wikiより得た情報からではほぼ完璧なものだと思う。
これからわかる興味深いことは、1974年のプネーに移るまでのムンバイを拠点とした講話では、話す場所と内容がほぼ決まっていること。
71年から74年まで瞑想キャンプは8回行われているが、そこで語られた講話はほとんどがウパニシャッドについてのもの。特にラジャスタンのマウント・アブでの瞑想キャンプは6回行われている。

  

 前にOsho TimesのNo.91 特集◎過去生で、冒頭の講話「夢見、目覚め、夢のない眠り」が、「カイヴァリヤ・ウパニシャッド」について語ったもので、英語版が出版される、と書かれてあり、これが興味があって、この英語版の本が何か知りたかったのだが、
このリストで「That Art Thou」であることがわかった。この本は所有している。

 また、邦訳された「エンライトメント」アシュタバクラについての講話の原書「Enlightenment The Only Revolution」は、ヒンディー語講話「Ashtavakra Mahageeta」Vol.1の英訳だが、この本のシリーズはVol.9まで続いている。つまり英訳はこの講話全体の9分の1だけが出来ている、ということになる。

 ヒンディー語での講話は長いシリーズのものが多い。バガヴァッド・ギータについての講話「Gita Darshan」は全8巻だ。これの英訳は第1巻の一部が2012年に出版されている。現在も少しずつヒンディー語から英訳の作業が進められていると言える。
 先に買った「The Message Beyond Words」もヒンディー語でのウパニシャッドについての講話の英訳で、これは1999年に出ている。この本も翻訳リストに入れたい。



 
3月16日

 13日に市民出版社よりメールがあり、見知らぬ人からブラヴァッキーの「シークレット・ドクトリン」の翻訳原稿が届いたらしく、これをどう扱うか、私に相談してきた。
 メールで本書の内容、評価などを伝えて、神智学系の出版社--たま出版、竜王文庫--に問い合わせることを助言した。
 神智学の本は市民出版社とは合わないだろうし、出版している本の傾向が違う。検討すると言っているし、できれば市民出版社からは出版しない方がいいだろう。
 Oshoも「私の愛する本」の中で、この「シークレット・ドクトリン」は大して価値がないとバッサリ切り捨てている。
 そのOshoの言葉・・・

  『これはほとんどひとつの百科全書、「秘教大全(エンサイクロペディア・エソテリカ)」だ。エソテリシズムに関するかぎり、誰もブラヴァッキーを打ち負かすことはできないと思う・・・・むろん私を除いてのことだが。私なら700冊でも書ける。私がこの「シークレット・ドクトリン」について話すことを避けてきたのはそのためだ。
 何しろこの「シークレット・ドクトリン」7巻について話したとなれば、インシャラー、神が許すなら、私は700冊を書くことになるからだ。それより少ないことはない。
 秘教的デタラメ(ブルシット)でいっぱいの「シークレット・ドクトリン」には、またたくさんの美しいダイヤモンドと蓮華もある。彼女の収集癖のせいで、その中にはたくさんのがらくたもある。
 ブラヴァッキーは、役に立つかどうかなど考えもせすに、手あたり次第、あらゆるところから、あらゆるがらくたを集め続けた。彼女は、無用かつ無意味なものをすべて系統的に整理していくことにかけて大変な手腕を持っていた。実に体系的な女性だ。だがそこにはわずかだが---悲しいことにわずかだが---ちらほらとダイヤモンドも含まれる。 ・・・・全体としては、この本はさして価値のあるものではない。』

 私もこの本の翻訳には興味があるが、送られてきた翻訳原稿は多分第一巻の後半部分らしい。
 「シークレット・ドクトリン」は全3巻の大著で、第1巻の前半の部分が1989年に竜王文庫から出ている。
 発売当初は1万円もするもので、私も所有している。現在は5000円ほどで、再版本が出ているようだ。

 個人的に興味があるのは第2巻で、人類発生から古代文明、アトランティス、神話の世界、旧約聖書などについて語られている。
第1巻は主に天地創造の原理、霊的世界の構造などについて書かれている。

 他の誰かが、このような本を翻訳している、ということは、興味深くあり、ある意味頼もしい。
この本の価値判断は別にして、巷の願望成就的な軽薄なスピリチュアリズムの流行よりも、純粋に神秘学に興味を持っている人がいるということは心強い。
この翻訳者の、この本を翻訳した動機、神秘学に対する考え方は知らないが、この「シークレット・ドクトリン」は翻訳が困難な本である。
けっこうな労力・知識が必要だろうし、生半可な興味だけでは丸一冊を訳すことは無理だろう。それを完成させただけでも賞賛に価すると思う。



 
3月17日

 角川書店から出ている山川紘矢/亜希子翻訳のOshoの本は、2013年に「Joy 喜び」、2014年に「Courage 勇気」と、これまで2冊でていて、年一冊のペースで今後も5冊くらいは出す予定らしい。なぜここに来てOshoの本を出すことになったのか、よくわからないが、その反応は大きいらしい。
 山川夫妻も70歳以上になっているし、その仕事ぶりには敬服してしまう。

 ここに訳された本は編集本で、同じようなシリーズは、原書としては15年前からかなり出版されている。 2014年の「Courage 勇気」の原書は1999年に出ている。
 ただ、これらはサブ・タイトルも読んだほうが、その本の内容が想像しやすいと思う。 
 ちなみに「Joy 喜び」の原書タイトルは「Joy: The Happiness That Comes from Within」で、サブ・タイトルの意味は 「内側から生じる幸福」となる。
  「Courage 勇気」は「Courage: The Joy of Living Dangerously」で「危険に生きることの喜び」になる。

 こちらで調べた同シリーズの未訳本タイトルは以下の通り〜
      
 Maturity: The Responsibility of Being Oneself        成熟: 自分自身であることの責任
 Creativity: Unleashing the Forces Within           創造性: 内側に力を解放すること
 Intimacy: Trusting Oneself and the Other           親密さ: 自分と他人を信頼すること
 Intuition, Knowing Beyond Logic                 直感: 論理を超えて知ること
 Awareness: The Key to Living in Balance           気づき: バランスを取って生きるための鍵
 Love, Freedom, Aloneness: The Koan of Relationships   愛、自由、独りであること: 関係性の公案
 Freedom: The Courage to Be Yourself             自由: あなた自身であるための勇気
 Intelligence: The Creative Response to Now         知性: 現在に対する創造的な応答
 Body Mind Balancing: Using Your Mind to Heal Your Body    
                                  身体と心(マインド)のバランス: 身体を癒すためにあなたの心を使うこと
 Being in Love: How to Love with Awareness and Relate Without Fear  
                                  愛の中に在ること: 気づきをもって愛し、恐れなしで関わるための方法
 Fame, Fortune, and Ambition: What Is the Real Meaning of Success?   名声、出世、野心: 成功の本当の意味は何か?
 Destiny, Freedom, and the Soul: What Is the Meaning of Life?        運命、自由、魂: 生の意味とは何か?
 Innocence, Knowledge, and Wonder: What Happened to the Sense of Wonder I Felt as a Child?
                                   無垢、知識、驚き: 私が子供の頃に感じた驚きの感覚に何が起こったのか?
 Living on Your Own Terms: What Is Real Rebellion?     あなた自身の表現(用語、言い方)で生きること: 本当の反逆とは何か?
 The Journey of Being Human: Is It Possible to Find Real Happiness in Ordinary Life?
                                 人間であることの旅: 普通の人生に本当の幸福を見つけることは可能か?
 Learning to Silence the Mind: Wellness Through Meditation   心(マインド)を沈黙させる学び: 瞑想を通した健全な状態
 Fear: Understanding and Accepting the Insecurities of Life   恐れ: 生の不安定(不安全)を理解して受け入れること
 Emotions: Freedom from Anger, Jealousy and Fear        感情: 怒り、嫉妬、恐れからの自由



 
3月19日

 13日よりOshoの伝記「Osho: The Luminous Rebel」の翻訳を始めている。

                

 著者はヴァサント・ジョシというインド人サニヤシンで、過去にも「The Awakened One」のタイトルでOshoの伝記本を1982年に出していて、この本の邦訳は「反逆のブッダ」というタイトルでプラブッダの翻訳で1984年に出ている。

 このヴァサント・ジョシという人、サニヤス名はスワミ・サティヤ・ヴェーダントといい、Oshoマルチバーシティの学長であり、21人のインナー・サークルのメンバーでもあり、世界的に講演を行っているすごい人なのである。

 この「Osho: The Luminous Rebel」は2010年出版の本で、前作の「The Awakened One」がOshoの在命中に出たものであるので、出版された1982年以降から肉体を離れる1990年までの事が書かれていないのに比べて、この本はその部分を網羅し、「The Awakened One」に書かれてある誕生からの部分は、そのままこの本に転載されているらしい。

 ただ、訳本の「反逆のブッダ」と、現在まで翻訳した部分を照らし合わせたら、そっくり同じではなく、それ以上に詳細な事が書き加えられている。「Osho: The Luminous Rebel」に書かれた新たな部分は、ラジニーシプーラムからの出来事以降になる。また、序文はまるごと新しい文章になっていて、けっこう長い。 
 「The Awakened One」の原書は持っていないので知らないが、「反逆のブッダ」にはOshoの若い頃や生家などの写真が掲載されている。だがこの「Osho: The Luminous Rebel」には写真は一切掲載されていない。 この翻訳が出版される時、できればOshoの若い頃の写真も載せてほしいが、無理だろうか・・・

 さて、この本の邦題はどうしよう・・・。「The Luminous Rebel」は直訳では「輝く反逆者」になる。
サブ・タイトルは「Life Story of a Maverick Mystic」で、これは「異端の神秘家の生涯」となるのか・・・
Maverickは「反体制派」「無所属」「異端者」「一匹オオカミ」という意味だが、何かいい日本語はないものか。

 そもそもこの本を翻訳したくなったきっかけの一つは、当然Oshoの生涯を知りたいというのが第一だが、それ以上に、Oshoが自分のワークを始めるに当たっての抱負のようなことを語っている文を、とあるサイトで見つけ、その本質的な内容に感動して、そのコメントの出典〜いつ頃のもので、どの講話からのものか〜を知りたかったが、別のサイトで、それがこの本からのものであることを知ったからだ。

その最初のサイトは何故かネットから消えてしまったが、問題の、話された時期と場所は1967年12月23日 ロナヴァーラとなっている。

 それと、先の「反逆のブッダ」を訳したプラブッダはOshoの翻訳のパイオニア的存在であるが、彼のOshoに関する翻訳はこの「反逆のブッダ」が最後である。時に1984年〜。以降の彼はエコロジーや地球環境問題などに関わるようになる。

 ちなみに、「ヴィギャン・バイラブ・タントラ」シリーズを訳したパルバは、最後の翻訳が1998年の「空の哲学」。 これは出版年であって、翻訳はそれ以前の年に終わっているだろう。ようするに彼も2000年以降はOshoの翻訳をしていない。 しばらくリバイスという形で関わってはいたようだが・・・。みんな止めて行くのだろうな。

 私はいつまで続けられるのだろう。今のところ、訳したいOshoの本は20冊以上あるが・・・。



    




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