12月2日 

Oshoの翻訳「死ぬこと生きること」、発売当初はネットのhontoランキングで、しばらくの間一位を保っていて、その後下降してランキングから消えていたが、今日久々に覗いたら、また4位を占めていた。
楽天では現在、取り寄せ状態、Amazonでは、一時期集中的に売れて、今、在庫を13冊抱えた状態だが、近頃はまた売れ行きは止まっている。

「Joy 喜び」は相変わらず売れている。ちなみにhontoランキングに山川夫妻のOsho翻訳2冊目に当たる「Courage 勇気」が2位に入っている。
山川夫妻は二人とも70歳を超えているのだから、その仕事ぶりには敬服する。
年一冊のペースか、いつまでOshoの翻訳を続けるのだろう? 

我が翻訳の「死ぬこと〜」も復活4位を占めるところなど、なかなか息長く健闘してくれそうな予感・・・、といってもまだ出版して半年も経っていないけれど・・・。地道に売れていきそうな感じかも。

12月16日には4冊目の翻訳本「炎の伝承」(トランスミッション〜)が出版となる。これは上巻分で496ページ。
下巻の発刊日は未定だが、おそらく来年の夏辺りか・・・。
内容的にはOshoの若い頃のエピソードが多く、サニヤシンからの質問もかなり意識レベル的に専門的で特殊なものが多いので、一般的にどこまで売れるかは微妙なところ・・・。

そしてその後に「超越の訓練」〜仏陀の42章の経文からの講話〜全4巻の第1巻が出るかも・・・。
現在は第4巻の8章を翻訳中。これは11章まであるので残り4章となる。
当初は今年中に全部終わりそうに思えていたが、途中に「炎の伝承」の校正見直しが入り、これに10日ほど費やした。
それと7章の翻訳中に、Oshoの所有講話ビデオのリスト作成などをしたり、この7章で翻訳に少してこずって、結局、今年中に残り全章を終わらすことは無理だろう。

 それと、「ヨーガ、アルファ〜」の第8巻の第1章だけを、「死とカルマの秘密」というタイトルから見て興味があったので先んじて翻訳したが、これを全巻翻訳するとなると、第1巻はすでに「魂のヨーガ」として出ているが、
残りを翻訳して年2冊のペースで出版するとしても4年先になり、
その前に「ビヨンド・サイコロジー」(上下2冊)と 「クリシュナ」(上下2冊)、Oshoの伝記の翻訳も予定していて、勝手に出版予定を立ててみると〜

  2015年(59歳) - 「炎の伝承」下巻、「超越の訓練」No.1
  2016年(60歳) - 「超越の訓練」No.2, No.3
  2017年(61歳) - 「超越の訓練」No.4、「ビヨンド・サイコロジー」(上)
  2018年(62歳) - 「ビヨンド・サイコロジー」(下)、「ロング・アンド・ショート〜」(?)
  2019年(63歳) - 「クリシュナ」(上)(下)?
  2020年(64歳) - 「Oshoの伝記」・・・となるかな?

そうすると、「ヨーガ〜」No.8はここからさらに4年後〜2024年(68歳)・・・となるのか?



 
12月4日

 Oshoの講話の内容の変遷を総括すること、その全体像を眺めることは、Oshoのワークがどのように進んでいったのかを知るために重要であり、また興味深い。   年代順講話 & ワーク   

 Oshoは1964年頃から講話を始めているが、その頃の聴衆はインド人ばかりなので、当然語られるテーマもインド人に馴染みのあるもの〜バカヴァット・ギータ、ヴェーダ、クリシュナ、マハーヴィーラ、ウパニシャッドや秘教的知識のものが主になり、ヒンディー語で語っているため、英語の講話よりも使われている語彙は豊富で論法もかなりしつこく突っ込んで行く。

 また、講話の途中で聴衆が質問しているが、そのような様子は後の英語で西洋人に向けた講話にはない。
 この頃、すでにOshoは自分のワークの全体を把握しているような、全てうまく準備されているようなことを語っている。

 この頃の講話を読むことで、Oshoの基本的な姿勢を知ることができるし、その姿勢は後期になっても基本的には変わっていないように見える。
この基本的なことを知らなければ、後になってOshoがいろいろなテーマを取り扱っている講話を断片的に読むと、いろんな矛盾が見えて混乱してしまうし、自分の都合のいいように解釈して誤解してしまうことにもなりかねない。
 ただ、それも成長のための道具として使うことはできるし、結局は読み手の裁量次第だが・・・。

 1974年から1981年まで、西洋人の弟子達が集まり始めてきたため、彼らを相手に英語でいろいろな宗教、賢人、経典を題材に語られる。タントラ、タオ、禅、仏陀、イエス、カビール、スーフィー、仏教、キリスト教、ヨーガ〜〜、

 ここで重要なのは、日本で初期に翻訳された講話にこの頃のものが多いが、特にタントラ、タオ、禅など、努力を否定し、あるがままに、流れにまかせて、無為自然に・・・という傾向が感じられる。

 これは当時の翻訳者の好みが反映されていて、良くも悪くも当時の読者はその傾向に影響されている。そのためか当時のサニヤシンたちには、ぐうたらで、怠惰で、だらしなく、放蕩的に生きる者が多かった。

 これは、翻訳された本が選り好みされたような、ある種の偏りが感じられる。無為自然的な生き方は最終的な段階において生じるものであって、無努力も努力の果てに訪れるもので、その辺りの手順的な考え方が一般的に理解されていなかったように見えた。

 Oshoは、バランスを取っているとよく言う。
 例えば講話の中でも、難しい込み入った話が続くと、途中にジョークを入れたりするし、全体的に見ても、仏陀の講話はともすれば否定的な、厭世的な雰囲気にもなりがちで、その対極として生を肯定的に見るハシディズムの講話をしたりしている。

 そういう観点から、この頃の講話の傾向は翻訳されたものだけを見れば無努力・無為自然ばかりが目立つが、実は同時進行としてパタンジャリ・ヨーガについて語られている。この講話は全10巻の大作で、一時期に集中して語られたものではなく、他の講話の合い間に取り入れられている。
だいたい2〜4ヶ月の間を置いて語られている。最後の8巻から10巻までの3巻分だけが連続的に語られているが・・・。
この点が興味深い。これもバランスを取っているのだろう。

 ただ、このヨーガの講話は第一巻「魂のヨーガ」がようやく近年になって翻訳されたばかりで、残りはまったく手付かず状態だ。
ここに偏りが感じられる。 
しかも、主に翻訳さていたタントラやタオ系では、エソテリックな、秘教的な内容にはほとんど触れられていない。 
むしろ、そういう知識を否定する傾向すら感じられる。

 だがこのパタンジャリ・ヨーガの講話の中では、かなり秘教的、エソテリックな内容が語られているように見える。
 個人的に第八巻の1章を訳しただけだが、それだけでも他の翻訳された講話とは異なる雰囲気を感じさせる。このヨーガの講話もぜひとも翻訳してみたい。

 この、無為自然的な傾向の講話ばかりが翻訳された背景には、仏教学者の立川武蔵が言うように、理詰めで考えることの少ない、むしろそのような考え方を避けたがる日本人の性格に由来するのかもしれない。

 そして全体的な俯瞰に戻れば、この時代〜旧プーナ時代からオレゴンに移り住んで、しばらくは講話を休み、再び語り出した時は、ただ弟子からの質問に答えるだけで、タイトルも「ラジニーシ・バイブル」全4シリーズと、その独自性を強調する。
現在、この4冊のタイトルはそれぞれ 「From〜to〜」という形に変えられている。

 そして「ザ・ラスト・テイストメント」報道関係者とのインタビューがあり、これも一般人からの質問に答えている点から興味深い講話シリーズだが、これも一冊も翻訳されていない。断片的にOsho Timesで紹介されている程度。手元にあるpdfファイルでは全6巻ある。

 そして、ワールド・ツアーでの講話で、再びエソテリックな内容が語られ、それはプーナに戻ってから「ミステリー・スクール」シリーズの講話の中で発展していく、とOshoもワールド・ツアーの最後の講話で、ミステリー・スクールの始まりとその内容を彷彿させているが、この「ミステリー・スクール」シリーズの講話もまだ翻訳されていない。 

過去に「反逆のスピリット」という本が出たが、これが唯一の「ミステリー・スクール」シリーズの翻訳で、それも編集本だ。

 この辺りの講話は、古くからのサニヤシンたちに合わせた、ある程度準備ができた人たちに向けられて語られているようで、個人的には非常に興味深いシリーズなので、これらも翻訳してみたいのだが、この出版となると、一般人がいきなりこれらの講話を読むのは、どうなのだろう?という感じがする。取っ付き難いかもしれない。

 そしてこのシリーズを終えて、後はひたすら禅についての講話ばかりが続く。最終的な仕上げは「禅」ということで、それだけ禅というものの価値の高さを感じさせられるが、この「禅」シリーズ(?)の翻訳は数冊出ている。 
日本人向けではやはり禅がいい、ということなのだろう。

ただ、語られている内容は、禅そのものというよりも、Osho自身とその周辺で起こった一連の騒動・出来事を取上げて、辛辣に政治・社会を批判しているところが多い。

 これは、それまでOshoの身に何が起こってきたのか、これまでのOshoの変遷を知らなければ、その語られている意味がどこまで理解されるのだろうか、という危惧もある。

 もちろん、Oshoの本を読む事だけがOshoを知ることの全てではなく、本や言葉に囚われることの無意味さ、妨げについてはOsho自身も何度も語っているが、それでもOshoの教えを誤解しないためには、その講話の全体像を知ることは必要だろうと思う。
現に、自分にとって都合のいい部分だけを取上げて、勝手に好きなように解釈して誤解している人が多いのは事実だから・・・。



 
12月20日  

 「超越の訓練」の翻訳も残り一章となる。途中、「トランスミッション〜」上巻用の校正作業が入ったので、「超越の訓練」を今年中に終わらせられるか確かではなかったが、今年の残りはまだ10日あるので、なんとか今年中に終わることはできそうだ。
ただ、このタイトルの「訓練〜Discipline」は、各章でも用いられているが、そのニュアンスはほとんど「規律」という意味になっている。

 だからこの本のタイトルも正確には「超越の規律」にしたほうがいいのだろう。
第一章の終わりにOsho自身がこのタイトルにした理由を言っていて、そこでは「the ways of inner discipline」と言っている。
これを一応「内的訓練の道」と訳したが、やはり「内的規律〜」 の方がいいかもしれない。

 そして、とりあえずこの「超越の訓練」翻訳完了後、次の翻訳としては「The Silent Explosion」をしようかとも考えている。
既に大方の内容は「グレート・チャレンジ」と「秘教の心理学」の中に出ているが、
圧巻であるラマ・カルマパ師との謁見の話はぜひ紹介したいし、それが以前に訳出された「マイトレーヤ」という本はほとんど入手不可能で、その存在を知らない人も多い。ただ、この本の版権がどうなっているのかは不明。

 そもそも原書自体が手に入りにくいものだから・・・。
しかしこの本を読めば、Oshoがいかに凄い人物であるのかが感じられる。そこを知ってもらいたいという気持ちは強い。

 当初は、次の予定として「Beyond Psychology」を考えていたが、これは出版社の要望に答えたいからで、自分の気持ちとしてはこの「The Silent Explosion」を優先したい。ただ、出版できるかどうかは、あまり期待していない・・・



 16日出版予定と聞いていた「トランスミッション〜 炎の伝承」は、今日、市民出版社のHPで紹介された。
 2014年12月17日:発売 「炎の伝承 T」496頁、2,450円+税。この表紙のデザインはとても気に入った。





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 以前に、マニーシャ編集のOshoの死に関する本の出版が、「死についての41の答え」としてめるくまーる社から来年の1月22日に出版されるらしい。当初の出版予定から4ヶ月ほど延びているが、その本の表紙は真っ赤!! 出版社の意気込みの強さの現われなのか?

 それにしても、前はこのめるくまーる社も瞑想社と同様に今後Oshoの本は出さないと言っていたらしいのに、ここに来てOshoの本の出版に力を入れている様子に見える。
当然、あの山川夫妻の翻訳「Joy 喜び」の売り上げがいいので、Oshoの本は売れると判断したのだろう。
阿部敏郎がOshoの初期の翻訳本の版権を買い取って再販しているものも売れているらしいし、それも影響しているのだろう。

 ただ阿部氏の買い取った本は、いずれも初期の邦訳本で、現在既に出尽くしている。それも結局は阿部氏の好みで選ばれたものだ。
めるくまーる社がOshoの本を出版する気にはなっていても、あのトゥルンパの名著「タントラへの道」が復刊される話は全く聞かない。
 復刊ドットコムでも既に100件以上の復刊要望が寄せられているのに・・・、阿部氏も版権を買い取るのなら、この本も買い取って出版してほしいものだが・・・・。

 結局、阿部氏の買い取ったOshoの邦訳本「存在の詩」「究極の旅」「TAO:永遠の大河」全4巻は全て出ている。
つまり、その後は出ないということ。山川夫妻の翻訳も、二冊目の「勇気」が出たが、いずれも編集本であり、いつまで続けるかわからない。要するに、阿部氏サイドはネタ切れであり、山川サイドもネタ元はおぼつかない。

 ということは、このOshoブーム(?)はこの先も続くかどうかは心細い、という感じがするわけで、今だけの一時的なものに思われるし、なにしろこのOshoの本が売れるきっかけを作ったのが、直接Oshoに関わっている人=弟子・サニヤシンではないということだ。
門外漢の人たちの功績に便乗して、それまでOshoに関わってきていながら、最近まで何も事を起こしていなかった関係者たちが再び動き出した、ということに過ぎない。

 でも、繰り返すが、個人的にはこのブームはそれほど長くは続かないように思える。おそらくあと1〜2年だろう。
 そこでどうするかがこのワークに関わっている人たちの真価が問われるところだろう。 出版不況の中で、どう対処していくか・・・・


 個人的な願望として、若者の間で、例えば大学などで、Osho研究サークルのようなものが生まれてほしいと思う。 
インド哲学やら根本宗教の研究会というものがあって、そこで何のこだわりもなく純粋に学び、研究・探求していく人たちが増えていってほしいと思う。禅文化研究所などはそれの一例だろう。

 ただ、経済的に、実生活の面で、これからの若者は非常に厳しい時代に向かっているのだろうから、そんな精神世界に関わっている余裕はないのかもしれないが・・・。
 ここでもOshoは言っている、
「貧しい社会は宗教的にはなれない、裕福な社会だけが宗教的になれる。貧しくて、しかも宗教的でいるためには途方もない知性が必要だ。」と。



 12月24日

 Oshoの翻訳の現状とその後

 Oshoの翻訳は、7月に「死ぬこと 生きること」が出版され、そしてこの12月17日には、4冊目となる「炎の伝承 1」が出版された。
 これは上下2冊となるその上巻。南米ウルグアイで語られた1986年頃の講話。

 現在翻訳しているのは仏陀の42章の経文からの講話「超越の規律」全4巻で、残り僅か・・・。3巻から4巻あたりで、仏教で基本的な教えの項目が取上げられてくる。「自灯明」「小乗・大乗・金剛乗」「八正道」「十地」「波羅蜜多」など・・・。

 「八正道」では、何が正しいことか、について語られる。基本的に正しさとは何かがわからない限り、八つの道を説かれても理解できないのは当然だが、あまり他でこの正しさの意味について説いたものは知らない。

 「十地」は知らなかった。「華厳経」の中に「菩薩道の十地」として説かれているらしい。修行における10の基本的なもの、という意味で、英語では単純に ten grounds となっている。
 このgroundの訳に悩んで、最初は「基盤」「地盤」と訳してみたが、この「十地」の教えを知ってから、単純に「地」と訳する。後の文章でgroundingという言葉が出てくる。これも訳しにくい言葉だ。意味合いとして、地に足が着いている、ということになるのだろうが、ここではとりあえず「地固め」と訳した。
もしgroundを「基盤」「基礎」と訳するなら、groundingは「基礎作り」としなければならない。ただ「基盤」ではファウンデーション、「基礎」ではベースという他の言葉があり、そのニュアンスを掴むのが難しい。また、同じ言葉の展開になっているので、groundを「地」と訳したら、その「地」という言葉を使ってgroundingを訳さなければならない。関連付けなければならない。

 この「超越の規律」の後は、「サイレント・エクスプロージョン」を訳してみたいが、これは1970年代初期の講話で、これを訳したい理由は、最終章でのOshoの古い弟子がラダックに住むラマ僧との対談の内容にある。

 そこで、このチベットの高僧ラマ・カルマパは、Oshoについての驚くべき神秘・秘密を明かしている。

 つまり、Oshoは現存する唯一の世界教師であること、仏陀以来最大の神の化身であること、Oshoの二つ前の前生が黄金の像として、同様の他の99体の像と共にチベットの秘密の洞窟に保存されていること・・・・二つ前の生である。
 一つ前の生は700年前で、チベットの山奥に多くの弟子たちと住み、106歳まで生きたと言われている。この時にOshoはほとんど究極の悟りを得ている。

 そして、ただ悟りを得ることと、マスターになって人を導くことができることの違いについても語っている。
 悟りを得るためには、一つの道を進むだけでいいが、マスターになるためには全ての道を経験しなければならない。全ての人たちに対応できるようになるために。
 そしてOshoはその全ての道を、全ての秘教のテクニックを学んできている、と、このチベットの僧は言っている。
       
 このチベット僧との対談は、過去に「マイトレーヤ」という本で紹介されたが、現在この本はほとんど入手不可能だ。既にAmazonでもヤフオクでも見当たらない。見つけたら、ぜひ買っておいたほうがいい貴重な本だ。

 これの原書がこの「サイレント・エクスプロージョン」で、だからぜひ翻訳して出版したい。この原書自体も、持っている人はほとんどいないだろう。




  






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