10月25日、プーリーへ移動する。ブバネシュワルで泊まったホテルは24時間チェックイン制で、このシステムのホテルは他にも多い。 つまり、チェックインした時間から一日を数えるので、私の場合、24日の午後1時にチェックインしたので、25日の午後1時までにホテルを出れば一日分の宿泊となる。午後1時を過ぎれば2日分の宿泊となる。
 だから午前中まではホテルにいられるわけだったが、特にもう見たいところもなく、早々にチェックアウトすることにした。次の目的地プーリーまでどう行くか〜〜 タクシーだと1000ルピーかかる。鉄道にしようか、と、駅まで行ったが、朝早くからキップ売り場に並んでいる大勢の人の列を見て、恐れをなしてあきらめた。
バスも出ているようだし、とりあえずプーリー行きのバスを見てみようか、と、荷物を持ってホテルを出る。バス停がどこかは知らないし〜〜
 そんな私を見て、ホテルの老いたスタッフが「これからどこに行くのだ?」と尋ねた。「プーリーまでバスで行こうと思っている」と答えると、さっそくリキシャを呼んで、プーリー行きバスの乗り場まで連れて行くように指示した。こういう心使いが嬉しい。リキシャ代も50ルピーとはっきりさせてくれた。
 リキシャでバス乗り場まで行くが、乗り場の印などどこにもない。なんとなく人が集まっていて、なんとなくバスが止まっている。どこ行きという表示もない。
知っている人は知っている、知らない人は聞けばいい、そういう状態・・・人に聞いて確認することで、プーリー行きのバスであることを知る。
 停車中のバスは満員で乗れないが、すぐに次のバスが来る。プーリー行き専用のバス乗り場のようで、バスにも行き先の表示はない。車掌にも確認してバスに乗る。これもほぼ満員状態で坐れないし、私の荷物が乗客の邪魔になる。
7時20分出発。プーリーまで1時間半、運賃は30ルピー、45円。バスは安い。というか、今回の旅でバスを利用したのはこれが初めて。
 途中、乗り降りで何度か停車するが、そのたびにバスのボディをバンバン叩く音がする。最初は誰かが怒っているのか、何かこのバスに対して文句を言っているのか、と思っていたが、どうもこれが車掌の発車オーライの合図らしい。だからベルなどもない。実に素朴なシステム・・・
 バスの中では私は周りからジロジロ見られるが、また優先的に席に坐らせてもくれる。

ブバネシュワル Bhubaneswar  2012年10月24日

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旅の日程
 エア・インディアでムンバイからブバネシュワルに飛ぶ。飛行機は定刻通り12時35分に到着。ホテル・グランド・セントラルからの送迎者が待っている。高級ホテルらしく送迎者はとても親切で愛想がいい。送迎代は無料。街の雰囲気も落ち着いていてムンバイと比べて安らぐ。ホテルはかなり高級・贅沢な感じで、部屋も広くて清潔だが、ホテルから外に出ると同じインドの貧しい現実がある。
ホテル・グランド・セントラル
ブバネシュワルの寺院群

ラージャラーニ寺院
ムクテーシュワラ寺院 
パラスラメシュヴァラ寺院
リンガラージ寺院
ヴァイタル寺院
ビンドゥ・サロヴァーナ寺院とその周辺

 ブバネシュワルには数多くの寺院がある。大部分が8〜13世紀に建設されたもので、なかでも10〜11世紀のものは数も多くみごとである。この町の歴史は古く、紀元前300年頃にマウリヤ朝のアショカ王がこの地で仏教僧と出会い、仏教に帰依したという。
 また、紀元前200年頃にはジャイナ教苦行者が町の西郊で修行を始めたと伝えられている。
 ブバネシュワル駅はホテルを出て左をすぐ。ホテル前で待機していたリキシャにブバネシュワルの寺院めぐりを交渉する。一日チャーターで1,000ルピーだと言うが、時間は昼過ぎなので半日〜4時間くらいの所要時間だから半額の500ルピーを400ルピーに値切って出発する。

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ブバネシュワル駅
ドルガー祭りのためのドルガー神像。リンガラージ寺院の近くにて。

プーリー行きバス

プーリーへ

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