10月14日

現代ヨーガの嘘

翻訳していて、アーサナという言葉にひっかかったので、ウィキペディアで調べてみた。

アーサナとは坐法と訳し、ヨーガで用いられるいろいろな姿勢で座る技法のこと。

ヨーガと言えば、一般的には身体を不自然に、無理な体勢にすることで精神を整える、というような印象があるが、
それはヨーガの中でも、ハタ・ヨーガで行なわれる修行法。

一般的にヨーガとは、ハタ・ヨーガが注目されているけれど、他に、ラージャ・ヨーガ、バクティ・ヨーガ、カルマ・ヨーガなどがある。

で、このウィキペディアの中で興味深い記事は・・・

「アーサナ・・・それは「ヨーガ・スートラ」では、あくまでも瞑想のための安定した、快適な、緊張をゆるめる座り方を推奨している記述に過ぎない。」

「伊藤雅之は、現在実践されているアーサナの大半は、19世紀後半から20世紀前半に西洋で発達した身体文化(キリスト教を伝道するYMCAやイギリス陸軍によってインドに輸入された)を強調する運動に由来すると述べている。

現代のアーサナの起源は、この西洋身体文化がインド伝統武術と融合し、インド独自の体系として、伝統的な「ハタ・ヨーガ」の名でまとめられたものであると述べており、現在のアーサナと、『ヨーガ・スートラ』に代表される伝統的な古典ヨーガや中世以降発展した(本来の)ハタ・ヨーガとのつながりは極めて弱いと指摘している。

1920〜30年代に、「現代ヨーガの父」と呼ばれるティルマライ・クリシュナマチャーリヤ(1888年 - 1989年)が、西洋の身体文化から発生した多様な体操法を自らのヨーガ・クラスに取り入れ、
それをインド伝統のハタ・ヨーガの技法として確立し、思想面にヴィヴェーカーナンダなどのヒンドゥー復興運動の思想と『ヨーガ・スートラ』を援用した。
 クリシュナマチャーリヤによって、西洋式体操がヨーガに仕立て上げられたのである。」


つまり、現代、一般的に普及しているヨーガのポーズは、この100年の間に西洋の影響を受けて作られたもので、元来のヨーガとは関係ない、ということになる。

ようするに、ここにも、本来の意味ではないものが、まことしやかにまかり通っていることになる。









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